厳島神社の鳥居⛩️







詩1656



「3つの心」



小さな小さなその心は

凍りそうなくらい冷たかった


両の手のひらで包み込み

優しく優しく温めた


やがて

ほんわり解(と)けたその心は

小さな小さな羽を広げ

ふわっと空へ飛んでった




中くらいの大きさのその心は

硬く硬く閉じていた


両の手のひらで持ち上げて

優しく優しく抱きしめた



やがて

ふんわり解(ほぐ)れたその心は

すぅっと空へ消えてった



とっても大きなその心は

強く強く拒んでた


両の手のひらで触れながら

優しく優しく声かけた


やがて

想いが解(わか)ったその心は

ぱぁっと空へ登っていった


かぁるくかぁるく

気持ちも軽く

風船みたいに登っていった


私の心と手を繋ぎ

ぱぁっと元気に登っていった




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