礒崎補佐官が発言取り消し 「法的安定性」で参考人招致
2015/8/3 13:25 (2015/8/3 13:39更新)
礒崎陽輔首相補佐官は参考人招致を受け、質問に対し「私の軽率な発言」、「大きな誤解を与えてしまった。」、「職務に専念することで責任を果たしたい」、と答えたという。
野党は辞任を要求しているが、磯崎首相補佐官の辞任を要求するのは戦術としては不適切では無いかと思う。なぜこの好機を廃案に活かさないのだろうか。
「私の『軽率』な発言」という表現をしているのだから、まさに総理の周辺では当然に法的安定性を無視してもこの法案を成立させたいという気運が高まっていたことが分かる。つまり、この発言は、集団的自衛権の行使を容認する安倍内閣の閣議決定がそれまでの閣議決定と異なることを自認している証左ではないか。野党にはこの点を厳しく追及して欲しい。
また、この発言は「大きな誤解を与えてしまった。」のではなく、多くの国民と憲法学者が認識しており「違憲」という評価を追認したものであり誰も誤解などしていない。したがって、もし、このまま「職務に専念することで責任を果たしたい」というのであれば、「職務に専念」し、今後も総理と閣内の「秘密の共通認識」を「軽率」に国民に向けて発言し続けて欲しい。