

だいぶ間が空いたんでちょっとおさらい
’90KX80 ’05KTM85SX
’07RM-z250 ’12CRF150R2

ここまではモトクロッサー4台でしたが、これからは一般公道車です。
でもここからはバイク好きのマニアックなおやじの世界なんで
マニアックでない方やおやじでない方は何の話か分からないでしょうから
スルーしてもらって結構です

これぞ僕が愛してやまない我が愛機 Z750FX です



こんなにカッコいいバイクは他には無いですね~

誰のバイクよりも自分のバイクが一番カッコいいと思ってます

バイク乗りってそう言う生き物です

このテールカウルのデザインがたまらなく好きで
切れ上がったデザインのバイクは山ほどありますが
こう言うデザインは CBX750 とこのバイクくらいでしょう

跨がって上から見るとカブトガニの甲羅の様な凄いボリュームのタンクなのに
横からはシャープなトコ




このバイクとは22歳の時からの付き合いで
中古車で買った当時はエンジン860ccボアアップとバックステップと
初期のヨシムラ手曲げのメッキ管が付いてただけの
ノーマルに近いバイクでした。
Z750GP を埼玉の正丸峠で廃車にし、ずっと探し続けていてこの FX を見付けたんです
当時は Z Ⅱ の中古車はあっても FX はなかなか無く
Mk.Ⅱなんてまず無いし「マークツーってなに?」って言われるくらいの
認知度のなさでしたねぇ
見つけた時は「もうはなさんぞー

」と心に誓いました
この FX では、ほとんど峠を攻めに行ったりもせずツーリングが主。
23歳の時に東京の仕事を辞め FX と共に北海道へ3ヶ月程行って来ました

会社辞めて北海道に行く奴なんか自分くらいしか居ないだろうと思って行ったら
そんなんばっか居ました

キャンプ場に住み着いて、そこからバイトに行く強者まで居たよ

長崎に帰って来て暫くしてカスタム&オーバーホールに着手
「リヤタイヤの細さをどうにかしたい
」と言う想いから。120-90-18のリヤタイヤは細すぎ

中古のCBR400RRを2万円で手に入れ、この足回りを流用しようと考えてて
フレーム補強と足回りを組んでくれる佐賀のショップに雑誌を見て
飛び込みで行って、いろいろ話が盛り上がってる最中に
店長が「これ中古で今度出すんだけど」と。
目の前のダイマグを履かせた完成の域に達した Z Ⅰ のオーナーが
これに当時出たばっかの RC30 のプロアームを付けたいとの事



だからこのプラスμのディスク付き&加工したスウィングアームと
前後スプロケとチェーンが付いたダイマグをセットで破格値で出すと



そりゃあの片持ちのプロアームは衝撃的だったけど
Z Ⅰ には似合わんでしょう。それじゃゲテモノに近いよ~

Z Ⅰ オーナーの気が変わらないうちに速攻で買い取りました


フロント周り
プラスμのディスクプレート
ロッキードのキャリパーは友達からただ同然で譲ってもらいました

人徳と言うものです。
ブレーキ無茶苦茶効きます

試運転の時、効き過ぎてフロントフォークが折れるかと思った程


フレームも補強していてブレーキも強化しているんんで
実際フロントフォークが貧弱なんだけど、ここはノーマルを貫きたいんですよ。
このヘッドライト周りのバランスはノーマルを崩したくなくて。
ホンダはタンクの上のラインよりライトのセンターがちょっと下。
カワサキはちょっと上なんですよ。
フロントフォークを他車の流用パーツにしてしまえば
ライトステーも他車のを使う事になり
数ある角 Z のカスタムマシンを雑誌等で見て来た限り
フロントフォークを換えてライトステーをいじった角 Z で
このライト周りのバランスを残した車輌を見た事が無い
はっきり言う。カッコ悪い

こう言うカスタムってどこかで線引きしないと
どんどんゲロゲロバイクになって行きがち
僕はもう高速すっ飛ばしたり峠攻めたりはもうしないんで
ノーマルを崩さないフォルム重視のカスタムなんですよ
一日のツーリングの中でエンジンの回転数が一番上がる時が
朝の暖機の時って奴ですから



マフラーはヨシムラ手曲げがスウィングアームに当たって付かなくなったんで
ムサシ製モナカタイプのマフラー
オーリンズのリヤサスをレイダウンして取り付け
スウィングアームは RZV500 用をスタビ付きで流用
タロッティのバックステップ
バックスッテップにつま先乗りして、くるぶしでバイクをホールドすると
サイドカバーの所の塗装かはげちゃうんですよ

エンジンは全バラしてサンドブラストで塗装を剥離して
再塗装後、組上げました。
塗装以外は全部自力で
オイルクーラーのホースは横出しだと、いかにも感が出て嫌だったので
上廻しを選択。
80年代当時のAMAでは上廻しは一般的だったとか。

今だと低い感じのコンチハン。
昔はこれでも高いと言われましたよ
CBRのパーツは結局ブレーキのマスターシリンダーだけ
クラッチも油圧化
メーターのカバー、トップブリッジ、ライトステー、スイッチ類。
全てサンドブラストして再塗装。
スイッチの文字も爪楊枝を使って塗料を流し込みました

PMC製品でクラッチを油圧化するとギョウギョウシクなるんで
ノーマル風のを見付けたんで即決。
クラッチが軽くなったんで乗る回数が増えました

エンジンを塗装してもらって10年以上は経つんで剥がれて来ました
また塗らなきゃね
キックスターターがあるのってカッコいいでしょ

シートがくたびれてたんで、最近思い切って純正そっくりのレプリカシートを購入。
速攻ポン太くんからやられちゃった
こんなトコで爪研がないでくてよ~

エンジンの塗装とフレームの補強と塗装以外の作業は全部自力でやりましたね~
エンジンの全バラから組上げ、車体関係からメーターやスイッチ類も
バラせる所は全部バラして全塗装して組上げましたね~
しつこいってね
なのでスッゴイ愛着ありますよ
最後まで読んでくださった方は何人いらっしゃるでしょうか
バイク好きのおやじのこだわり話でした。
この Z750FX は僕の宝物です








