介者剣術の刀法
隙間の少ない甲冑に対しては
立位の状態ではなかなか刃物は
相手を殺傷しにくく、
西洋ではメイスのような
欠けない叩きつける
道具が有効と
解ります。
(剣術・・・其の参)でも書きましたが
アマゾンプライムで視聴できる
【甲冑バトル ザ・ナイトファイト】
でも登場しますね。
メイスはちなみにこんな感じです。
↓↓↓
これを見ると
日本で言えば金砕棒が具足では
防ぎようのない武器で有効だった
のかと思います。
これなら刃物も叩き折ったり
欠けさせたりできたでしょう。
ちなみに金砕棒はこんな感じです。
↓↓↓
甲冑は20㎏もあり重いので転んだら
起き上がるのが大変です。
従って
転ばせて甲冑の隙間から
刀を突き刺して
仕留める戦法も
有効な手だったでしょう。
前回も述べましたが
甲冑姿でも足は草鞋であったので
そんな
防御力の少ない足先を狙う
攻撃方法もあったに
違いありません。
(剣術・・・其の弐)で
柳生での介者剣術から
素肌剣術への変遷を述べましたが、
現代は素肌剣術もほとんど正しく
伝わっていない状態です。
介者の刀法は失伝してしまった
ものも沢山あるのではないかと
思います。