草履・・・其の弐

外反母趾①

外反母趾は上図のように両足の親指が

小指側に向いてしまうものですが、

現代人は非常に多いと思います。

両足をくっつけて立った時に踝（くるぶし）

から親指までぴったりくっつく人はあんまり

居ないでしょう。

後でも述べますが、

原因は裸足で過ごす事の少なさと

（足に合っていない）靴です。

ちなみに

外反母趾は日常生活はおろか

武術的にもデメリットです。

なぜなら

外反母趾は母趾の踏ん張りが

利かなくなり他の足趾に

負担がかるからです。

普通、体重をかけるときには、

足を踏みしめます。

しかし、外反母趾になると、母趾が

正しく機能しないので他の足趾に

負担がかかります。母趾以外の趾(あしゆび)

ばかり使うと

足の外側ばかりに体重がかかりO脚に

なったり、関節が本来あるべき位置から

ずれたりします。

結果以前述べた膝痛の一因にもなる

でしょう。

正しく体重のを乗せれない足裏は

武術的にも非効率的です。

ちなみに外反母趾は無い場合にくらべ有ると 

足を踏みしめる機能が

４割程度弱くなるとか。

ということで　

外反母趾は日常生活はおろか

武術的にもデメリットです。