こんにちは!

今回の読書編は、トヨタ リーダー1年目の教科書 OJTソリューションズさんです^_^

 

トヨタのリーダー像とは、「この人の言うことなら聞こう」、「この人と一緒に働きたい」と

思われるような「協働する力」があるリーダーです。

世界のトップを走り続ける大企業トヨタとして、人材育成にもすごいノウハウがあると思います^^

本書では体系化されているトヨタ流の人材育成法の一端を学ぶことができました。

 

トヨタの「めんどう見」は、成果を出し続けられる強い職場づくりを目指し、

メンバー一人ひとりが安心して、いきいきと仕事に取り組むために、

信頼関係を築きながらサポートすること」と定義されています。

つまり、メンバーの技能を高めるだけでなく、意欲向上や心の問題のケアまで求められています。

豊田網領には、従業員は家族であり、リーダーや先輩は、メンバーや後輩を厳しくも温かく見守り、

育ててくれる親や年長の兄弟のような存在であるべきです。

そして、お互いが家族のように信頼し合い、問題を共有してともに悩みながら打開策を模索していくべきと書かれています。

 

めんどう見のはじめとして、「職場先輩制度」があります。

新入社員は、職場先輩から仕事のやり方を教えてもらうだけでなく、

社会人としてのマナー、職場の人間関係やプライベートの悩みなどの相談にも乗ってもらい、

意欲的に働きながら成長していけるように、きめ細かなサポートが受けられます。

めんどう見には、形だけではなく本気の関わり方が必要になります。

 

この職場先輩制度をはじめ、トヨタにはリーダーとして学ぶさまざまな機会があります。

仕事以外の集まりでイベントの企画力、判断力などを経験から学ぶインフォーマル活動や、

リーダーが何を管理し何を求めているのかが分かる日常管理板、その他特別研修などがあります。

 

その他にもトヨタ流の3つの技能として、仕事の教え方の技能をTJI、標準作業と改善の技能をTPS、

明るい職場づくりの技能をTCSがあり、それぞれの技能について具体的な方法が書かれています。

 

トヨタの人材育成方法を学ぶには本書を読んで知識を得るだけでなく、

日々実践・改良して自分でノウハウを身につけていくことが必要になりますが、

1冊のわずかな本代だけでそのきっかけを知ることができるのはすごいありがたいことだと思いました^_^

 

興味のある方はぜひ本書を読んでみてください。

本日もご覧いただきありがとうございますm(_ _)m