これは9月のせい
ハリネズミになる
風が吹いてる
帰りたい街を想うから
自分のわがままを思い知れる
君がいる
たぶん心には
もういない
だけど心には

まだ足は浮いて着く
押されるように歩いてる
絶望も悲しみも
解決しないすべてを
いまも諦めきれずに
傷つけて傷ついてる
自分が憎くてたまらないけど
自分が大切でもあるから


9月
風の月