おはようございます。
今朝も寒いですね。
いつも読んでくださりありがとうございます。
今日は、またいつもと違う趣向で。
皆さん、
IQとは、Intelligence Quortientの略で人間の知能を表す数値、
いわゆる知能指数と呼ばれています。
知能指数が高いとか低いとか、よく聞きますね。高いに越したことはないですが、
これのみをもって人間の善し悪しを決めてはいけません。
IQが高くてもコミュニケーションをうまく取れない人も多くいます。
仕事をするうえでも、
円満な家庭生活を送るためにも、
人間社会で生きていくためにも、
コミュニケーションは必要です。
IQが高いだけではどうにもなりません。
私も長年会社勤めをして、いろいろな人を見てきました。
前の会社では採用に携わる期間が長く、
500名ほどの採用に携わってきましたが、
IQが高いだけではどうにもならない場面をいくつも見てきました。
こんな高学歴なのにどうして?
というようなことを言う人もいます。
仕事の内容にもよりますが、
むしろ、高学歴でない人の方が上手くいくことも少なくない、というようなことを主張する人もいます。
これに対しては、私はyesでもnoでもありませんが、
私の考えを一言でいえば、
学歴は関係ない、のではないかな、
ということです。
(「学歴高い=IQが高い」という前提に立っています)
学歴よりももっと大事なものがあるということです。
そこで、前置きが長くなりましたが、
IQに対する言葉として
EQという言葉があります。
皆さん、聞いたことがありますか?
これはEmotional Intelligence Quortientの略であり、心の知能指数ともいうべきもので、
人間力を示すものです。
これこそが本当に大事なものだと思っています。
教科書的には、IQとEQがバランスよく持ち合わせている、というのが理想、ということだと思います。
このEQですが、残念ながらこれを数値化できませんので、別名では非認知能力(スキル)などとも呼ばれています。
EQ,非認知能力とは、人間力、生きていくために必要な能力で協調性やコミュニケーション能力、チャレンジ精神、粘り強さ、思いやり等々の人間としての総合的能力、ということが言えるのではないかと思います。
これに対して
現在の小中高の学習指導要領、これは文部科学省が教育課程の基準を定めたものですが、
これによりますと、生徒の育成すべき能力には3つの柱がありまして、
このうち、
1つ目は「知識・技能」、
2つ目は「思考力・判断力・表現力」、
3つ目が「人間性・学びに向かう力等」
ということになっています。
前2者がIQに対応する部分で、
3つ目がEQに対応する能力、ではないかと思います。
私が思うには、このEQこそが
大事なものであると考えた次第です。
この能力を養うには、スポーツ経験がある方が、スポーツ経験がない人より高い、という研究結果や、スポーツに限らず、集団で行う習い事や活動が有効的、などと言われたりしていますが、それはそのとおりかもしれませんが、
ただ、そういう経験がなくても、人間力が高い人は多くいますので、それは、なんなのか? はわかりません。
学校教育なのか、家庭教育なのか、職場教育なのか、生まれながらにして、もっているものなのか、
いかがでしょうか。
学歴やIQにかかわらず、人間力を磨けば、たいていのことは上手くいくような気がしています。
本日も読んでいただきありがとうございました。
以上です。