明けましておめでとうございます。
昨年は私のブログに訪問していただき、ありがとうございます。

本年も日々感じたことを中心に書かせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

年末は、何年ぶりかに故郷の秋田には帰省せずに、ここ横浜で過ごしました。

秋田も、つい2週間前位までには、鳥取県と並んで、コロナ感染者数が100人以下で、もっとも少ない県でしたが、クラスターが発生して、瞬く間に100人を越え増え続けております。
そして、天候、雪も大変心配しております。
どちらも、収まってくれることを本当に心から願っています。

今日は、朝からずっと箱根駅伝を見ておりました。
家の近くを国道1号線が通っておりますので、例年は沿道に応援に行っておりましたが、今年はテレビ観戦です。

関係者の皆様のご努力ご尽力により大会が開催されました。
関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
選手の皆さん、裏方の皆さん、本当にお疲れ様でした。

今年も悲喜こもごも、
多くのドラマが生まれ感動をもらいました。
一方で、改めて、選手起用の難しさ、を思い知らされ、考えさせられました。

スポーツはまさに、筋書きのないドラマです。

駅伝に興味ない方もいらっしゃるかもしれませんので、箱根駅伝について、若干お話しますと、東京大手町から箱根芦の湖まで、往復10区間、1区間平均 20キロ、で、20大学で争われるものです。

素人なりに解説しますと、

今年は、青山学院、駒澤、東海が三強と言われ、プラス、エントリーした選手の10000mの平均タイムが一番良い明治大学も有望と言われておりました。
しかし、そうはいっても、やはり選手層が厚い青山学院の連覇が濃厚。
というのが、戦前の下馬評でした。

ところが、往路優勝は、創価大。初優勝です。

四強はというと、駒澤3位、東海5位、青山学院12位、明治14位という結果に。
この結果に対しては、いろいろ言われておりますが。それぞれの監督もコメントしています。

起用した選手がすべて期待通りの活躍をすれば、ちまたの予想に近くなるのでしょうけれども、そうはならないのが常。
調子をくずした選手の分を他の選手で、チームワークで、カバーし合う、これが駅伝の醍醐味であり、チーム力。
そのリスクも含んでのチーム編成としているわけです。

私も長らく人事関係の仕事をしておりますが、人事異動は、採用以上に最も重要で力をいれなければならないものです。

適材適所の配置、パフォーマンスが最も発揮できる配置、最適化を目指して、
考えに考え、悩みに悩んで、相当の時間をかけて、人事配置を決めております。

しかし、期待どおりに、力を発揮できない場合もあります。その場合は大いに反省し、何が悪かったのかを分析し、次に備えますが、
配置した責任は大いに痛感しているところであります。

人事異動は、その人の人生を変えるものです。

単身赴任の場合もあります。
配属された同じ職場の人と結婚する場合もあります。
人間関係でメンタルになる場合もあります。
業績を認められて出世街道に乗る場合もあります。
その逆もしかりです。


昨年優勝した青山学院の原監督は素晴らしい理念を披露しました。

「配置を考えるにあたっては、どの区間にだれを配置する、という発想ではなく、その選手が最も力を発揮できる区間はどこかを考えて配置を考える。」
つまり、区間に人をあてはめるのではなく、人に着目して、区間を決める、のだと。

これは、なるほど、と思いました。

これをなしえるためには、選手個人個人について、知りつくしていないとできません。

選手のことを知らずして配置などたできません。
社員の能力を把握しないで、良い人事配置など
できません。

今年は
創価大が優勝しましたが、
私が考えるには、
無欲の優勝という感じがしました。

選手1人1人が、実に堅実な走りで、考えも姿勢も謙虚でした。
監督のコメントにも如実に現れています。

策に奢れることなく、今一度原点に立ち返って、何事にも謙虚な気持ちをもって臨むこと、が、大事であると再認識しました。


復路も、最後まであきらめることなく、
がんばってください。
どの大学も応援しています。

新年から長文で失礼しました。


年末の横浜ランドマークタワー


仙台定禅寺通