断食中に1冊読み終えた。
タイトルのカエサルは
ガイウス・ユリウス・カエサル(BC100~BC44)
英語読みの
ジュリアス・シーザー
の方が有名かも。
ブルータスお前もか!
の人。(ブルータスも登場?)
また、ガリア戦記を書いた人。
(ガリアは現在の南フランスあたり)
この話の主人公は
ヴェルチンジェトリクス(ウェルキンゲトリクスBC72~BC46)
その中でも最大部族アルヴェルニア(アルウェルニー)族の首長
ケルティル(主人公の父)がガリア統一を目前に実弟の裏切りで
殺されてしまうところから話は始まる。
少年時代を不遇に過ごした主人公がやがてガリアを統一し
宿敵ローマのカエサルを相手に戦う話。
このころ、ガリアは各部族が乱立していた状況。
当時、ガリアは部族間・部族内の抗争がたえず
ローマにカモにされ、その一部は属州として税金を搾取されていた。
それを20歳そこそこの主人公がガリアを統一して
カエサルを撃つためあと一歩というところまでせまるが・・・
結局、カエサルにやぶれ投降しやがて(6年後)ローマで
カエサルに処刑されてしまう「ガリア開放の英雄」
わりと史実に合っているんだろう(と思う)
若く美貌の主人公と中年のカエサルが好対照として描かれ
また、主人公に触発されたカエサルが一念発起する姿も
世の中年にはいろいろ思わせるところがある感じ。
それにしても立て続けに同じ作家ばかり・・・
後、4冊借りてある。