長女がはじめてのケーキづくりにチャレンジ。


図書館で借りてきた


「リサとガスパールのデザートブック」


の影響である。


「パパー、なに食べたい?」


「なにがあんの?」


「○○とか、××とか、△△とか、シナモンケーキとか、・・・・・・」


「じゃあ、シナモンケーキ」


それ以外はなんだかわからない。


オレンジの花のかおりのケーキ?

プラリネのケーキ?

いちごのシャルロット?

トラのしましまケーキ?

?????


それか、なんとかわかるが惹かれないネーミング。


ジャンボクッキー、ハリネズミのクッキー・・・・・


ということで「シナモンケーキ」に決定した。

(なんとなく正統派の感じがするし、失敗も少なそう)


さっそく材料をそろえることに。

かろうじて、家にあるのは薄力粉のみとのこと。

あとは全て買ってくることに。


買い物をすませ準備OK.

あとは、手順どおりにやるだけだ。


1、型にバターをぬる。

2、オーブンを150度に予熱しておく。

3、バター50gをとかしておく。

4、はちみつ50g、ブラウンシュガー50g、お湯50mlをまぜる。

5、レモンの皮をすりおろし、4に加える。

6、とかしたバターを加え、薄力粉、ベーキングパウダー

  シナモンを粉ふるいでふるいながら加え

  生地がなめらかになるまでよくまぜる。

7、型に生地を流し込む。

8、150度のオーブンで1時間焼く。

9、取り出してケーキがさめたら型からはずし完成。

途中、混ぜている段階では、香りとはうらはらに

うす茶いろの色は、まるでリッキーのえさのようだった。

できあがりに一抹の不安があったが、

焼き上がりは本物のケーキみたいに見える。


もしかして、これは?


ということで、はじめてのケーキづくりの結果は




大成功!


自慢の作品を自ら取り分ける長女。

「シナモンのいい香りがする。レモンの香りもちゃんとする。

ハチミツが焼けたカリカリ感がおいしい。」との評価を与えた。


二女は「お姉ちゃん、おいしー」と手放しの賞賛。


妻は「外国の味がする。英語の先生にもってったら喜ぶよ」と賞賛?


ケーキを食べ終わってからしばらくして

ケーキ屋気分の長女を二女が二階から呼んだ。



「おねーちゃん、はなしがあるの?」



「なに?鼻血出たー?」