全身麻酔すると
自分で呼吸できないとかで
気管挿管といって気管に口からチューブを入れて
呼吸できるようにすることらしいんですが

手術終わって
自分の声が全然出ない
担当の看護師さんたちが心配してくれて
元耳鼻科にいた看護師さんに聞いてくれたり
循環器の先生も心配して励ましてくれたり
とにかく自分の不安を取り除こうと
必死に一緒になって考えてくれた


去年せんべい食べてる時に喉に引っかかって声がおかしくなり
耳鼻科に行ったら片側の声帯が動いてない
これは一生治りません
と言われたんですが
一週間ほどしたら声が出るようになり
検査してみると
動いている声帯が頑張ってカバーしているとのこと


こんなことがあって
手術前にちょっと心配してた

手術終わって何日かしても
一向に良くなる気配なし

喋っても
空気が隙間の空いてるところから漏れて
会話するのがすごく疲れる

しまいには必要なことしか喋らなくなってしまった

入院中にも同じ病院内の耳鼻科に通ったら
反回神経麻痺という症状みたいで
治る人は1ヶ月から長くて半年

中には治らない人もいるらしい

ここでも隙間は治らないでしょう…
「この声としゃべり方と一生付き合うのか…せっかく心臓治ったのに」


けどそう言われた時から
治らねーならしょうがない
できる限りのことはするが治らなきゃ受け入れるしかない
と、思い始めてついに退院の日を迎え

自宅に帰って
しばらくすると諦めていた声が

出る!

あれ~治らないんじゃなかったの?
術後一月半たった今では

歌も歌えるくらいに

初外来で行った時に病棟に顔出して
心配してくれた看護師さんたちに
「声出るようになったよー」
って思わず報告に行っちゃったよ
看護師さんたちも「すごーい!」って

たまたま治るのに時間がかかっただけかもしれないけどさ
こいうこともあるんだね