皆様、こんにちは!

 

ご覧いただきありがとうございます。映画好きな大学生ゆずです🟡🌱

このブログでは映画の紹介を主として他にも本や音楽、ネトフリを見ながら食べているご飯の紹介などをしていこうと思います。

では早速本編に移ります!

 

 TODAY'S
 
「PERFECT DAYS」

本日ご紹介するのは現在話題沸騰中の役所広司さん主演、ヴィム・ヴェンダース監督作品「PERFECT DAYS」です。この作品は主演の役所広司さんがカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞されたことで非常に話題になりました。さらに、先日の金曜日に発表された第47日本アカデミー賞では役所広司さんが4度目となる最優秀主演男優賞を受賞、ヴィム・ヴェンダース監督が最優秀監督賞を受賞されました。

まさに映画賞総なめ中のこの作品、私も見るのをすごく楽しみにしていてやっとに見いけました!(笑)

 

私が感じた映画の魅力はこちら

 

平山のドキュメンタリー

多くの映画では起承転結のような盛り上がりやオチと言われるようなものが存在すると思うのですが、本作にはそういった構造的であったり物語感というものを感じませんでした。これはヴィム・ヴェンダース監督もYouTubeのインタビューでおっしゃっていたのですが本作は役所広司さん演じる平山のドキュメンタリー映画なのだそうです。(ブログの最後にリンクを貼っています。本作をもっと知りたい方はぜひ見ていただきたいインタビューです!)

役所広司さんという偉大な俳優がトイレ清掃員の平山を演じるのはギャップがあって非常にどうなるか楽しみに映画を見に行きました。すると映画の中では完全な平山がそこにいて平山が見ているものや感じているものを分かろうとしながら見ている自分がいました。シーンの意味や映像の意味ではなく、平山という人間を知りたいそう思っていました。まさにドキュメンタリーであり人間を写した映画だったなと思います。

 

 

こんな生き方がしたい

平山は毎日ルーティーンの日々を過ごしながら生きています。しかしながら、毎日世界は違っている。多くの人はそのことに気づかないけれど平山はそのことに気づくのです。道端に生えている小さな木やいつもは見かけない犬が散歩していることやトイレの隅にあった小さな手紙に平山は気づく。それは仕事ぶりにも表れています。平山は何個もの自作のトイレ掃除用グッツを持ちながら丁寧に掃除をします。1つ1つを丁寧にこなし小さなことに気づき日々感謝する。そうして生きればきっと世界がもっと豊かに見えるような気がします。私もそんな生き方がしたいなと思いました。

 

忘れられないラストシーン

映画を見て一番頭に残っているのはラストシーンの平山です。無口で多くを語らず人前で怒りや悲しみを出さない平山が一番感情を表したシーンだったのではないかと思います。最初は何でラストあんな感情だったんだろうと考えていましたが、あのシーンに理由はないと思いました。ただ、平山の人生があの音楽を聴いてすべてあふれてしまったんだという考えに私は最終的にたどり着きました。ラストで流れていたのはNina Simonさんの「Feeling Good」という曲です。下にリンクを貼っておきますので気になる方はぜひ。

 

 

 

 

いかかがでしたでしょうか?「PERFECT DAYS」は劇場公開中です。気になった方はぜひ見てみてください!ではまた。