皆様、こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。映画好きな大学生ゆずです🟡🌱
このブログでは映画の紹介を主として他にも本や音楽、ネトフリを見ながら食べているご飯の紹介などをしていこうと思います。
では早速本編に移ります!
「MOTHR マザー」
本日ご紹介するのは2020年公開の映画「MOTHER マザー」です。
この映画は長澤まさみさん主演で母親役を演じ、その息子役を映画初出演の奥平大兼さんが務めました。
この映画では長澤さん奥平さんともに日本アカデミー賞をはじめとした多くの映画賞を受賞しました。
長澤まさみさん
・第44回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞
・第63回ブルーリボン賞 主演女優賞
☆長澤さんは史上初となるブルーリボン賞 主演女優賞を2年連続での受賞。V2初達成と話題になりました!
奥平大兼さん
・第30回日本映画批評家大賞 新人男優賞
・第63回ブルーリボン賞 新人賞
・第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞
・第94回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞
・第75回毎日映画コンクール 日本映画大賞
まさに新人賞総なめ。奥平大兼さんといえば、昨年の7月ごろから放送されていたテレビドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」に出演し話題になりましたね。私もTVerで見ながら追っていたのですが最終回での奥平さんの演技が役にしっくりきているなと思いました。はまり役っていうんですかね。
私が感じた映画の魅力はこちら
※ネタバレあり
新人賞総なめの奥平大兼さんの演技
今回の映画で映画初出演ながら新人賞総なめだった奥平大兼さん。今回の役でセリフよりも視線の感じや俯き、こぶしに力が入っているのから周平君の感情が伝わってくるような気がしました。特にラストが注目のシーンでダメな母親だけどまだ好きなんだという周平君の葛藤が伝わってきて胸が痛くなりました。ぜひ見てほしいシーンです。
題材が似ていることもあってか奥平大兼さんと前回紹介した「誰も知らない」での柳楽優弥さんがどこか似ているなと感じました。特に目が似ていて引き込まれました。
だ―子とは別人!怖さを感じる長澤まさみさんの演技
長澤まさみさんは「MOTHER マザー」と同年に「コンフィデンスマンJP プリンセス編」も公開されました。コンフィデンスマンJPではユーモアあふれる詐欺師だ―子を演じていました。だ―子でのコミカルな演技とは一変して「MOTHER マザー」の秋子には画面越しでも迫力を感じました。秋子はブチ切れたりすごい弱くなって息子や男にもたれかかったり感情のレバーが0、100な感じで手に負えない人という印象でした。特に最後の息子について語るシーンでは非常に怖さを感じました。
本当に演技の振り幅が大きくて別人だと思うほど素晴らしかったです。
怪物(モンスター)か?聖母(マリア)か?
この言葉は映画の予告映像に出てくる言葉です。見終わった後、正直私は母親が悪いんじゃない?と思ったのですが、もう一度最初を見てみるといや、違うなと思えてきました。冒頭のシーンはこんな感じです。
母「しゅーへーい!学校は?」
周平の膝を見ると転んだようで血が流れていた。母は周平の膝の血をなめる。
母「あたしも仕事はけちゃった。」
母「おいで!」
何とも印象的な入りでした。ここで私が気付いたのは「あ、周平最初は学校行ってたんだ」ということです。そうなると母親は最初学校になじめない周平を学校に行かせないことで助けたのか?という風にも思えてきました。実のところでは学費を払えないなどの理由があったかもしれませんが周平にとっては母親に依存する理由の一つになったんじゃないかなと思います。
学校という空間から助け出してくれたと考えれば聖母かもしれないし、息子に殺人をさせたと考えれば怪物かもしれない。息子側から見るのか外から見るのかでまた感じ方が変わってくるなと思いました。
いかかがでしたでしょうか?「MOTHER マザー」はネットフリックスで配信しているので気になった方はぜひ見てみてください!ではまた。