契丹の旅路
今回の契丹の旅での原作とドラマでの違いを示すと、やはり渤王の苦悩なのかなって感じます。
星儿がこの契丹での旅で心身共に成長しますが、その反面 渤王は彼女の成長を喜ぶ反面、彼女が望まぬ生き方をしなければいけないことを嘆きます。
辛くも難を逃れた摘星ちゃん、渤王の隊列を見送りながらこんなことを考えていました。
ただ、二人が出会った運命を呪っている訳ではなく、
恐らく彼らが再び運命を変えられるとしても同じく彼女はきっと彼を選ぶ
摘星ちゃんは全て分かっているのです。
今の現状になってしまったのは、渤王が悪い訳でもなく、
自らが悪い訳ではない。
所謂不可抗力であること
彼は家族を殺した犯人だが、しかし、自らの兄长马俊も八年前に马家军を率いて狼狩山へ行き、彼の狼の家族を殺したのではないでしょうか?
原作では、摘星ちゃんは彼女の一族によって狼仔・渤王は家族を失っている、
この点を理解している事ではないかと思います。
彼女は、これまでを振り返り、渤王との互いの因縁を想い
自らの復讐のみに囚われている訳ではないのです。
ただ、ドラマでは「渤王、貴方を倒すわ!」←これはドラマのみのセリフ で終わっており、
この時点で摘星ちゃんは未だ復讐に囚われており、大義は・・・?
摘星ちゃんの一族が渤王・狼仔の狼家族を殺したことはスルー?なので
この点、YUZ的には不満なのです。
摘星ちゃん元々賢い設定なのに、ドラマではこの時点に至っても以前自らが狼仔に行った”やむを得ない嘘”作戦を
狼仔・渤王が行っているとは考え至ってはいないのです。
更には、大義の部分も何となく薄くなっており、この点物足りないというかなのです。
そして、摘星ちゃんは晋王の指摘によって、渤王があの日 自らに梁帝(ドラマ:楚馗、史実:朱温)が摘星ちゃんと馬家軍を滅ぼそうとしていたこと、その為に彼女に戦術を授け、少しでも生存できるように匂わせていたことに気が付きます。
原作では、渤王の隊列を見送りながら、本当の敵を認識し、決意を新たにする。
すべての元凶は、逆行した(天に背いた)朱温ではないでしょうか?
哀しいことに、彼女は朱温(梁帝、ドラマ:楚馗)に臣下であると告げ、忠誠を誓ったことがあり、彼こそが、彼女の苦痛を作った張本人である!
(中略)
彼女は握りこぶしを握りしめる。
我、马摘星は前朝皇女は、朱贼を倒し、前朝を復活させる!
大義に目覚めた摘星ちゃん素敵です
こんな様子を見て、ドラマより原作の方が摘星ちゃんは大人のような印象を受けます。
次回は渤王編を予定しています
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