古代中国豆知識・古代中国での妓楼+後宮事情 | yuz的 益者三楽

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引き続き、古代中国で後宮・妓楼で行われていた事を解説していきます。

 

こちらは古代中国で行われていた避妊方法を調べたもので、効能を保証するものではありません。

また、実際には身体に害があるものも含まれています。

 

〇古代での避妊方法

古来より様々な方法がありました。下記は様々な方法の中で、遊郭や後宮で実際に行われていたと伝えられている事となります。

 

1.麝香

”諍い女”でも登場しましたが、漢の時代の趙飛燕が使用した方法といわれています。

趙飛燕が使用した薬の情報は失われていますが、この麝香が含まれた薬剤をお臍の上に乗せて使用したと言われています。

・・・・調べる限りその効果はないような気がしますので、この薬に含まれていた他の成分に何かあるのかもしれません。

 

2.柿子蒂(柿のへた)

毎日 7個の炙って乾燥させた柿のへたをお茶に混ぜる、煎じる、食べるなどする。

柿自体は栄養豊富ですが、食べ過ぎると身体を冷やす、貧血になるそうです(適量は1~2個)。

 

3.藏紅花

サフラニン?サフラン?クロッカス?の花を浸した水で身体を洗う。

効能的に子宮の動きを活発にする働きがあるようです。

 

4.水銀・ヒ素

水銀は毒性の知られたもので、身体に多大なダメージを与えます。

水銀はその普遍な性質から不死不老の錬金術の材料とされ、多くの皇帝がこれを飲み中毒で亡くなっています。有名なところで秦の始皇帝などがあげられます。

ヒ素は現在では毒物として認識されていますが、古くは美白の為の化粧品としておしろいの中に含まれている事もありました。

これら二つの毒物は長期利用で中毒症状を引き起こし、不妊或いは命をも奪いかねないものとなります。

 

5.魚の脂肪

魚の浮袋、又は動物の腸を使用したと言われています。

男性によって使用される 現在でもある品となります(←すいません。察してください💦)

 

6.ツボマッサージ

こちらは後宮で行われていたこととされています。

肛脈と呼ばれるツボをマッサージすることだそうです。

 

【注釈】

※1 趙飛燕

卑賎の生まれでしたが、天性の容姿と細く飛ぶように舞う姿が皇帝の目に留まり、後に前漢成帝の皇后となる。

その後、妹の趙合徳が昭儀として入内し、兄弟で皇帝の寵を競う事となる。

子はなく、最後は皇后→皇太后(哀帝の即位を支持したことによる)→庶民となり、自死しました。

※2 麝香

雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料・生薬

そのままだと強烈な匂いの為、これを千分の一に薄めると芳しい香となるそうです。基本的には雄が雌を呼び寄せる為の香りとされています。又、現在はこのジャコウジカが絶滅危惧種の為、本物の入手は困難です。