トランクで旅するトランカー®️
Yuh Kawasakiです!







一歩踏み出せば、世界は近くて、広い


神戸空港で取材を受けた時のコラムが神鋼不動産スマイルライフパートナーズに掲載されました🗞️

内容は残念ながら会員しか見れないのですが💦

初めに出来上がったきたコラムに北朝鮮の話が載っていてそれが引っかかり1度ボツになってしまい😭

再構成されたコラムはガラっと内容が変わってしまったんですが、私的にボツになった方が内容が濃く気に入っていたので、せっかくなのでお蔵入りしてしまったどこにも載っていないコラムを載せます(笑)

インタビューで私が話した内容をライターさんがまとめてるので、多少ニュアンスや言い回しが私とは違ってます(笑)
おかしすぎる所以外はそのまま載せてます(笑)




バックパッカーでなく「トランカー」





ヘアメイクの専門学校在学中に知り合いを訪ねて行った初めてのニューヨーク。
そこでは日本とは異なり、いろいろな人種の人がいることにビックリ!

骨格はもちろん、顔のつくりにこんなに違いがあるのかと衝撃を受け、もっと多くの国で自分の目で見て、確かめてみたいと思ったのが旅のはじまりです。



今までに世界一周は4度


短い旅行も合わせて113カ国、500都市に訪れました。(現在も更新中)

よく「バックパッカーですか?」と聞かれるのですが、私はバックパックで旅行したことはありません。
一般の旅行者と同じように普通にトランクを持って出かけますので、トランクで旅をする人という意味の造語をつくって、「トランカー®」(商標登録済)と名乗っています。



太平洋と大西洋を渡って戻れば「世界一周」


1回目の世界一周は語学留学をしていた頃。
英語の勉強をしながら、同じスクール生の外国人にメイクをさせてもらっていたのですが、同じ場所にいると飽きてしまいます。
なので留学先のニューヨークから、トロント(カナダ)、ロンドン(イギリス)、シドニー(オーストラリア)にそれぞれ3ヶ月ずつ滞在しながら語学を勉強していきました。

そして週末には近場の国々にも出かけたので、気づくと1年間で世界一周、しかも約30カ国を訪れていました。


2回目は、南半球を3ヶ月半かけて世界を一周する船旅。

実は南極に行くのが目的でルートを探していたのですが、日本から南半球へのアクセスはあまりよくないんです。いろんなルートを考えましたが、旅慣れた知人のすすめで船旅で南極に向かいました!
いろんなトラブルに見舞われながらたどり着いた南極。人が住んでいないせいか、とてもキレイな場所でした。グリーンランドもそうでしたが、人の手が入っていないところは自然の美しさが際立っています。


3回目の世界一周、行った都市はたったの3カ所だけです。
3都市で世界一周?って思ってしまいますが、世界一周の定義はすごくシンプル。同じルートを通らず、太平洋と大西洋を渡って元の場所に戻ると、短期であっても「世界一周」と見なされるんです。
「世界一周ってすごいね」と言われたりしますが、この時は2〜3週間で帰ってきました。

この旅の目的は、メキシコ湾の南、カリブ海にあるセント・マーチン島を訪れること。
ビーチの横に空港があり、頭の真上を飛行機がギリギリで離着陸する「世界一危ないビーチ」として有名で、多くの飛行機好きが集まってきます。
セント・マーチン島に来るには、ニューヨーク経由とヨーロッパ経由の便があります。
ほとんどの人は同じルートで往復しますが、私はそれではもったいないと思い、パリからセント・マーチン島へ入り、帰りはニューヨークへ渡って世界一周という計画にしました。


4回目は、ファーストクラスでの世界一周。
1度は乗ってみたかったのですが、日本からニューヨークまでファーストクラスで行くと、片道100万円もかかります。

そこで見つけたのが「ファーストクラスの世界一周チケット」。

航空会社のグループによって異なりますが、私の場合は飛行機代(税込)117万円で、ファーストクラスの旅を計画。同じ大陸へ戻ることはできないルールで、マイルが貯まるようにジグザグにルートを設定して、6週間でファーストクラスに16回(最大回数)搭乗することができました。
(途中、ファーストクラスの設定がない時は、ビジネスクラスが適用されます。)
もちろん空港のファーストクラスラウンジにも入れ、貴重な体験ができVIPな旅行でした。



日本の常識では測れない


海外に一度出かけると、その周辺の国にも興味が湧いてきて、 行けば行くほど行きたいところが増えていきます。ネットでちょっと変わった国の情報を探して行く国もあれば、たまたま行ってみてよかったという国があります。
アフガニスタン以外の「○○スタン」と付く国は全部回りました。

マクドナルドのマークをそのまま使った店の看板など、世界のルールではあり得ないようなパクリをあちらこちらで見かけました。


バールレ・ナッソーは、ベルギーの国境に近いオランダの町で、世界一の飛び地地帯と言われています。
オランダ領の中にベルギーがあり、その中にさらにオランダ領が入っていたりと、歩き進んでいくと国境線がどんどん出て来ます。建物の敷地が2つの国にまたがっている所もあります。
地面には線が引かれていて、アルファベットでオランダかベルギーかと記されているだけなのですが、世界中からそれをおもしろがる人が集まり、観光名所となっています。



貴族になれる国もある


これから行って見たい国の1つは、シーランド公国。

イギリス近くの海上にあり、コンクリートでできたテニスコートぐらいの大きさの国で国民が3人ぐらい、国がツイッターもやっています。

行き方がわからなくてメールを送ったのですが、返事がなくてまだ行けていません。

お金を払うと公国の貴族になったという証明書が発行され、タレントの西川きよしさんも貴族になったらしいです。私もその称号がほしいなと思っています(笑)。


もう1つ、オーストラリアの西側にあるハットリバー公国も興味があります。
独自のコインも作って、公国内で流通しています。
ただ、車でしか行けなくて、私自身がペーパードライバーということもあって、運転してくれる人を探しています。

どちらの国も未承認国家なのですが、世界にはそういった国はいくつも存在し、有名な所では台湾もその一つです。
国といってもいろいろあるのだなと感じさせられます。



独裁国家は「幸せ度が高い」?!


これまでに訪れた国や地域で、印象に残っているベスト5。

北朝鮮
トルクメニスタン
南極
グリーンランド
セントマーチン 
バールレナッソー


「えっ、北朝鮮?」と思われる人がいるかもしれません。
北朝鮮は日本と正式な国交がない国でツアーでしか入国できませんが、メディア関係者でなければ一般の日本人は歓迎され、VIP扱いです。
最近訪れる日本人が多くなっているようで、私のブログを見て行ったという人が、知っているだけで10人以上はいます。


中央アジアのトルクメニスタンは、入国するのに国からの招待が必要ですが、人を選んでいるので治安はよく、申請したら日本人はだいたいOKです。
ただ申請は少し面倒で、私は代行業者に頼みました。
砂漠の中のクレーターの底で燃え続ける「地獄の門」というスポットがあり、そこが旅行マニアの間で評判になっています。

この2つの国はいわゆる「独裁国家」といわれていますが、
トルクメニスタン人に「自由で選択肢が多いと疲れませんか?日本は自殺率も高いし、不幸な人が多いですね」と言われました。
これは私の感じ方ですが、北朝鮮でも、少なくとも平壌の人は幸せそうに見えました。
確かに日本にいると、商品の種類が多すぎて選ぶのに疲れることがあります。
人生の選択肢もいっぱいあるとどうしていいかわからず、迷ってしまうこともあると思います。
考えようによっては、情報が少ない、知らないことが多いというのもそう悪くないことかも知れません。


私自身、幾度となく海外に出かけていると、感動がだんだん薄れ、
最初の頃のようなインパクトがなくなっていくのを感じます。
といいながら、旅を続けるのはなぜか。

それは、日本の常識は必ずしも世界のスタンダードではないことを感じさせてくれる出会い、体験をするからです。


世界には、私の知らないことがまだいっぱいあります。
その好奇心が、私を海外に向かわせる力になっているのだと思います。




ほなっ!