自分が病気を発症してから、
少しずつ子宮内膜症の勉強をしています。
覚書きと知識の共有のため
簡単なメモを残そうと思い綴ります。
関連した病気についても触れますが、
もしかしたら、治療に役立つかもしれない。
可能性が少しでもあるのなら期待したい。
と思って、載せます。
◼️今回は子宮内膜組織について。
国立遺伝学研究所のサイトにある
『卵巣子宮内膜症および正常子宮内膜における遺伝子変異を解明』の一部抜粋です。
癌遺伝子の変異が
子宮内膜症の発生に深く関わっている。
正常子宮内膜を腺管単位で観察すると、腺管一本ずつに多種多様の遺伝子変異が認められ、子宮内膜という組織は分子生物学的に多様性をもった組織であることが明らかとなりました。
卵巣子宮内膜症と正常子宮内膜で認められた遺伝子変異の特徴は非常によく似ており、月経血の逆流により子宮内膜症が発生するという月経逆流説を支持する結果となりました。
前回のブログでは、
(軽くおさらい)
エストロゲンの影響で子宮内膜が厚くなると、腺管がらせん状になり細胞に栄養を蓄える役割をしています。
幹細胞の指令で、機能細胞の数が増え、細胞ひとつひとつが大きくなります。着床をしないと内膜細胞が崩壊して経血として体外に排泄されます。
主に子宮口や膣を通して排泄されますが、健常な人でも卵管を通して体内に逆流しています。
通常は、免疫細胞が働いて異物として代謝されます。しかし、まれに子宮の外側、卵巣、腸、膀胱、横隔膜に正着してしまうことを子宮内膜症といいます。
横隔膜、肺に運ばれるケースもあります。仮説では、体液、血液、リンパが時計回りに動いているため、主に右側に生着するケースが多いのだとか、、
という内容を載せました。
ここからは、私の感想です。
細胞のらせん状の一つひとつに異なる遺伝情報が刻まれているなんて、考えもしなかったです。
細胞一つひとつにあるのは想像できますが、らせん状の血管?のようなものが 腺 という細胞なのでしょうか、、
その腺という細胞がもつ遺伝子が、崩壊することで血液に溶解することで複数混ざるイメージなのでしょうか、、
正直、複雑すぎてわからない。
憶測ですが、、
そもそも、病気の治療って
例えば、風邪だとしたら
特定の菌やウイルスに効く抗生剤を使う。
例えば、癌だとしたら
特定のがん細胞に効く点滴や内服薬を使う。
原因がわかっていて、
効果のある薬があるから
できることですよね。
子宮内膜組織って
悪いものではないんです。
良性の腫瘍という扱いなんです。
そして、子宮内膜組織って
エストロゲンで増えるんです。
本来ある場所じゃないところに
生着して炎症を起こすから病気と呼びます。
そして、見えない程小さいケースも多い。
だから、特定の場所を治療するって
すごく難しいんです。
エストロゲンを止めることは
正常な子宮内膜の活動も止めてしまう。
エストロゲンは子宮内膜以外にも
皮膚、血管、脂質代謝の役割もありますが
その役割にも影響してしまう。
なんども
なんども言いますが。
一度発症したら
根治がない病気なんですよね。
私が使ってきたディナゲストも
レルミナも、
エストロゲンを止めて
子宮内膜を縮小させる、枯らす
効果があるのだそう。
子宮内膜症の組織には
見た目で症状の段階があります。
日本産婦人科医会のホームページ一部抜粋です。
ブルーベリースポットなどの最も古典的な腹膜病変はblack lesion とよばれ,ヘモジデリンの色素沈着の結果である.red lesion はblack lesion に至る前の活動性の高い病変で,ブレブとよばれる透明な水疱状の病変が主である.white lesion は活動性の低い線維化を主体とした病変で,黄色から茶色がかった病変や,腹膜欠損(pocket formation)なども含まれる.
※見た目上、イラストにしています
実際に見て、全体の割合別で
重症度を判断する分類もあるようです。
おそらく生着時期も
経過もバラバラであるため、
一定期間ですぐに症状がなくならないのは
このような理由があるのかもしれません。
余談ですが、
私の血痰が真っ赤なのは、
活動性が高いということなのかも。
時には、茶色や黒っぽいときもあるので
それは治療の効果が得られているのかも。
少しずつ知識がつくと、
症状の理由がなんとなく解釈できるので
私としては、不安が軽くなります。
治療の経過が予測できると
より、頑張ろう。と思います。
あとは、新薬や新しい治療方法が
一日でも早く見つかるといいな。と思います。
なんだか、とりとめのない
ブログになってしまいました。
同じく病気で辛い思いをしている方や
女性として必要な知識として
何か役に立てますように、、

