私の持病の話です。


掌蹠膿疱症という謎の病気を患って5年が経ちます。

手の平と足の裏に無菌性の膿疱が次々と出来る病気です。病巣感染とか自己免疫疾患と言われていますが、原因も治療法もよくわかりません。


3年くらいは病院もハシゴしたし、ネットを漁って民間療法にも飛びつきました。

だけど何をやっても治らない。


幸い手の方はマシになって、たまに症状は出るものの、人前に出しても恥ずかしくない程度になりました。

以前は爪はボロボロ、手の平は真っ赤に腫れ上がり、指は傷テープだらけ。レジでお金を渡す時は、恥ずかしさと相手に不快な思いをさせているのではと申し訳なさで泣きたくなっていました。

なぜ手の症状が治まったのかはわかりません。

その代わりなのか、足の裏がひどくなっています。

それでも靴下さえ履けば誰にもバレないので、精神的には非常に楽になりました。


炎症が酷いときは痛みで足裏を庇うため歩き方がおかしくなって、腰や背中まで痛みが出るけど、それも数日でまた治っていきます。

そして新たに膿疱出現、乾燥、無意識に皮をむく、炎症、このサイクルがエンドレスです。


この「無意識に皮をむく」というのが曲者でして、無意識に靴下を脱いで皮を剥いてる、あっ、またやっちまったと気付いても止められない、眉毛用のハサミを持ち出して皮膚を切る、血が滲んでも止められない。


これは皮膚むしり症という、強迫性障害なのかもと思いつつ対処はしていません。

もとの掌蹠膿疱症が治らない限り、皮膚むしりも止められないと思います。 


この手足と生きていく、掌蹠膿疱症の治療はあきらめたというお話。

理由もわからず手がマシになったように、いつかなんとなく足もマシになってますように。



三種の神器

切って塗って貼る