退院後、眼科と小児科の検査スケジュールは決まり、義眼も整ったので、病気がわかる前の生活に戻る準備をはじめました。
おちゃまは保育園へ、私は介護休業を終了して、職場に復帰しなくてはいけません。
保育園には義眼についてどこまで対応してもらえるか話し合わないといけなかったです。
義眼は基本的には何もすることはないですが、回ってしまったり、外れてしまうトラブルがあります。また、砂がたくさん目に入った場合は外して洗った方がいいと義眼屋さんから言われました。
最初は、口頭だけで説明したので、先生方も消極的な感じで、砂遊びの時はアイパッチをしてはどうか?など提案を受けました。
毎回、アイパッチはおちゃまにも負担になるので、後日、実際に義眼を付け外しするところ見てもらうことにして、対応できそうか園で話し合ってもらうことにしました。
何枚か用紙を用意しました。付け外しの仕方は義眼の向きなど絵を書いたり、義眼の取り扱いの注意事項も書きました。
義眼の付け外しを見せて、先生にもやってもらおうとしたらおちゃまが嫌がりできませんでしたが、義眼は実際に触ってもらいました。
先生方も想像してた義眼とは違っていたようで、たぶんものすごくデリケートなものだと思っていたみたいです、やれそうだと返事をもらえました。
義眼装着は医療行為にあたらないことは説明し、義眼は成長のためにもなるべく装着しておきたいことも伝えました。ただ、必要以上に神経質にならないで普通の子と同じように扱ってほしいとお願いしました。片眼義眼者は障害者扱いはされません、これからも健常者と同じ立場で生きていかないといけないので、普通の子がやることをこの子もやっていかないといけないんです、だから、必要以上に特別扱いはしないで下さい。とお願いしました(同じ病気のお子さんがいる方のブログで同じようなことを書かれていて全くその通りと思いましたし、先生にそれを理解してもらいたかったので)。また、がんの転移の可能性があるかもしれないので、何か気になったことがあったら伝えてほしいとお願いしました。

保育園で協議してもらった結果、先生からはおちゃまとの信頼関係もあるのですぐに義眼の付け外しができるかわからないが、焦らずに対応していきます。と言ってもらえました。

2017年5/22からおちゃまは保育園へ復帰しました。最初は慣らし保育で午前だけ、徐々に時間を増やしていきました。義眼のトラブルがあったらすぐに電話をもらえれば行きますと待機してました。2週間くらい待機しましたが、義眼が回ることが1度あっても先生で対応してもらえて、呼び出されることはありませんでした。
義眼を怖がらずに対応していただいて先生方には本当に感謝しています。

2017年6/7
自分も職場に復帰しました。

やっと普段通りの生活に戻ることができました。