3.11の日
いまも思い出すと、
胸がギュッとなる。
でも、ここが原点。
悔しかったけど
苦しかったけど
これが原点。
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新採2年目の頃。
わたしの学級はボロボロだった。
その日も、
帰りの会の前に、
2人の子が殴り合いをはじめ、
1人の子が
相手のお道具箱を、
粉々になるまで踏みつけてしまった。
なんとか
話をして下校をさせて、
ぐちゃぐちゃになったお道具を
かかえて職員室に戻る。
扉をあけると、
普段ついていないテレビがついていて、
そこには、
津波の恐ろしい姿がうつっていた。
もう、神様なんていないのかなって思った。
それでも、
最後の力を振り絞って、
ぜったいに伝えなきゃって思った。
「生きているだけで幸せなんだよ」って。
「仲良く生きようよ」
最後に届けたかった。
だから、新聞の記事を切り取って
次の日に、子どもたちに配った。
せめて何か一つでもと。
きっと届いている子には
届いていたと思う。
でも、関係が崩れてしまった子には
もう届かなくて、
ぐしゃって
まるめて床に捨てられたいた光景を
いまも忘れられない。
何もできなかった。
何もできなかった自分が悔しかった。
情熱だけじゃ、
抑え込む方法だけじゃダメなんだ。
子どもたちと分かり合える方法を知りたい。
あの一年があったから、
いまがある。
発達障害の子どもたちへの関わり、
そのルーツがアドラー心理学であると
気づいたこと。
きっと、あの日のことがあったから。
今日は、
甲賀市のゲストティーチャー事業。
講師の方々と子どもたちの
心がつながる瞬間をみて
間接的でも
お役に立ててよかったなあと思った。
講師のおふたりの方の話の中には、
3.11へのことばが入っていた。
子どもたちへまた繋いでいく
言葉だった。
「いま、ここにいることで幸せ」
良いことも、
悪いことも、
全てがご縁でいまに繋がっている。
今日という日は今日しかない。
毎日、丁寧にいきたいものです。
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ママ、先生、子どもたちが幸せになるために、
勇気づけで愛の循環を！
元小学校教員 ナチュMama
和田沙也香（わださやか）です！
滋賀県甲賀市を中心に
アドラー心理学・勇気づけ子育て講師
魔法の質問キッズインストラクター
として活動しています。
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今日も、最後まで読んでくださり、
ありがとうございました