家族5人で眠り、翌朝の1番の火葬でひなたを火葬しなければなりませんでした。


元々、葬儀会社に勤めて居た為に全ての手続き、骨壷に彫ってもらう名前などなども本来なら葬儀会社を通さなければならない所を全て自身で行う事が出来ました。


そして、幸か不幸か火葬場が新しく改装されており無かった子供用の小さな火葬炉が出来たばかりでした。


ひなたの火葬の日は、上の子達にも学校を休んで貰い家族で見送る事にしました。


普段、滅多な事では泣かない私が火葬場へ着き車から降りると大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちました。


子供達は私がなぜ泣いているのかが分からなかったようで、実母にママが泣いてる…。初めて見た…。と言っているのが聞こえました。


火葬炉に近づくにつれて、体が強ばり震えているのが自分でも分かりました。


棺を離したくない。


力が入りました。


それでも時間は刻々と過ぎ、火夫さんに棺を渡しました。


最後のお別れの時、一歩も動けなくなり涙が滝のように流れました。


「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返し…。


小さな棺が火葬炉の中へと入って行きました。


私は扉が最後まで閉まってもそこから動けず、ただただ火葬炉の前に立ち尽くして居ました。