日本で養護教諭をしていた時の話④
2年生多数
体育の時間、サッカーをしていた。
3人共サッカーボールが足に当たって痛いと保健室にきた。
「サッカーボールが当たれば痛くなるよねー。まぁ、そんなもんよ、仕方ないね」と言い、教室に戻ってもらう。
「指が痛い」痛いところ見せてと言うと「えっとねー、」と探してる。
おいおい、どこが痛いか分からなくて探すくらいならそんなに痛くないだろ!
この2年生の子たちはよく小さな事で保健室にくる。
担任、止めろよ!!
イメージ的に保健室の先生は暇って思われていると思うが、実はとってもとってもとってもとっても忙しい!
朝はいつも泣いて教室に入ろうとしない1年生の相手をしたり、パジャマのまま登校した子の着替えをさせたり、お漏らしした子の服を着替えさせ、教室まで送り届ける。
登校中、転倒して怪我をして来る子。
朝から盛りだくさんの日も多々ある。
不登校気味の子のお家にお迎えに行ったり、相談にのったり、やる事ホントにたくさん。おまけに、保健関係行事や調査に関する回答や健康診断にお知らせの作成と配布。
もういっぱいいっぱいの毎日。
でも子ども達が可愛いから癒やされたりしながら。
学生時代、保健室の先生は忙しい素振りを見せちゃダメ、いつでも相談に来やすい様にヒマな振りをしなさい。と教えられた。
あまりに些細な事でしょっちゅう来られるととてもストレスが貯まるし、仕事も貯まる。やらなきゃいけない書類の山ばかりがたまってくる。
月1回発行の保健だよりも手をつけられない。そんな毎日でした~。