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  • 『偏差値45からの大学の選び方』

 (ちくまプリマー新書 424) 新書 – 2023/4/7
山内 太地 (著)

 

 

(上のイメージお借りしています)

 

 


こちらの新書、

すぐに読めてさっと読んだのですが

今時の大学・入試事情を、ザっと知るのによい本だと思いました

 

本のカバーより

※本書は大学選びの基礎を中高生向けにわかりやすく書いた入門書です

 

特に、そもそも「大学って何勉強するの?」というシンプルな疑問を持っている中高生は読んだらいいなぁと思いました

残念ながらうちの子は読まさそう・・・

 

 

 

 

 

 

 

全国の大学に実際に行ったという著者が、

大学という軸ではなく、

学部(何を学ぶか)という軸で、

たくさんの大学を紹介してくれるところが、この本のいいところと思いました

 

メッセージが非常に明快

 

あなたは何のために大学に行くのですか?

 

研究をするためです

 

重要なのは、やりたい勉強ができる大学を、第1志望だけでなく、第2志望までしっかり探すことです

 

やりたいことがわからない人は、自分がやりたいことを一旦忘れる。社会のニーズ、世の中の人が求めていること、今困っているものは何か、そういったものをニュースを見たり本を読んだりしながら探してほしいんですね。自分ではなく、いっそ他人を基準にする、という考え方はよい手だと思います

 

 

現在大学受験は千差万別すぎて、

最近の状況のUpdateという意味では

近年の入試事情に詳しくない受験生の親にとっても参考になります

 

 

特に、以下の目次の、

 

第1章 文理の壁をすり抜ける

第2章 お得な国公立大を探せ!

(「地方の国公立か都会の私立か」地方は文理で就職先が変わる、理系は地方国公立の就職データを見ろ、都会の有名な私立大学に比べてまったく不利ではない、理工系に関して言えば安心して全国へどうぞ散ってくださいーーーという語り口が面白かったです)

 

などは、最近の事情がわかりやすかったです

 

 

目次

第1章 文理の壁をすりぬける …やりたいことを反対される など

第2章 お得な国公立大を探せ! …地方の国公立vs都会の私立 など

第3章 厳選! 魅力的な私立大160校  …東西の個性的な大学 など

第4章 推薦で半分が大学に行く時代の勝ち方 …オープンキャンパスの活用法 など

第5章 才能で食べていけるのか? …おすすめの公立美大 など

 

 

 

 

 

 

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どんな学問を学びたいのか早い段階で考える

 

 「早稲田大学は有名だな」ではなくて、じゃあどんな学部があるのか? 早稲田は文系が中心の大学ですから、文系学部のほうがたくさんあります。医学部はありません。でも理工学部は3つもあり、それぞれ学問領域が違います。それをちゃんと調べるんです。家を建てたければ必ず建築学科になりますし、都市をつくりたい、橋や道を作りたいんだったら土木になりますね。重要なことはきちんと学問に関心を持つことです。有名な大学だからそこに入りたいじゃなくて、なんの学問がやりたいかなんです。なんの学問がやりたいのかがしっかりしていれば、はっきり言って有名な大学じゃなくてかまいません。入った大学でその学問をしっかりやればいいんですね。

 

 

 

教育者でカリキュラムアドバイザーの石川一郎さんによる本書の書評

 

 

 

※本稿は、山内太地『偏差値45からの大学の選び方』(ちくまプリマー新書)の一部を再編集したものです

 

 

 

※本稿は、山内太地『偏差値45からの大学の選び方』(ちくまプリマー新書)の一部を再編集したものです