- Web記事より
【浅川智恵子】全盲の館長が語る、自分の人生の見つけ方
2024年のはじまり、
自分自身を元気づけるために
浅川智恵子さんの記事を貼りました
浅川さんの講演を何度か聴いたことがあり
その度に大変勇気付けられ
まさにempowering!!
- 浅川智恵子さん
日本女性技術者であり、ワーキングマザーであり、障害者であり、
数多くのイノベーションを成し遂げ、今なお新たな挑戦を続けられていらっしゃる最先端の研究者
2014年 米国カーネギーメロン大学を拠点に活動され
2019年には全米発明家殿堂入り
2021年より日本科学未来館(Miraikan)の館長に就任
- 浅川さんの言葉
以前(2019年)お話を伺って
印象的だったことの断片メモ
・視覚障害者は2.8倍の音声でもほとんど聞き取れるほど音声認知能力が高い
(1.8倍だとほとんどの人〜特に若者だったら〜聞き取れる)
→障害者があっても
高齢でも(←ここに勇気づけられる!!)
残された機能を最大限に活かす
これからは高齢者や障害者の失われた機能を補うCognitive Assistant
ユニークなニーズがAIの開発を加速
研究を社会に実践する
・スマホは2008頃から普及
「新しい技術は何歳になっても取り入れていかなければならない」(←とてもついていけないとすぐ弱気になる私は勇気をいただく)
・偶然と巡り合わせによって成果を出してきた
一番重要だったのは、フェアに仲間と競う機会を持ったこと
素晴らしい仲間と公平に競う機会を持ち、彼らと今でも友人であることが、自分の財産である
・The National Inventors Hall of Fame(全米発明家殿堂)でスピーチした時は、生まれてはじめてプラダのドレスを(娘にこれしか似合わないと言われて)着用
階段を登るのが大変で、ドレスの下でスカートを蹴っ飛ばしながら登った
・(2019年のお話)何故アメリカで研究しているのと聞かれるが
日本ではaccessibilityが学問分野として広がっていない、学ぶことができる場所が非常に少ない
一方アメリカの大学でコンピューターサイエンス分野でaccessibilityを知らない人はほとんどいない、専門とした学科も増えている
(日本ではリハビリテーションや福祉に重きがおかれ、工学として支援することが非常に少ない)
興味があって勉強したかったらアメリカを視野にいれるといいです
・これから10年20年
日本社会がAIという鏡にどう映っていくか
フェアなAIを実現するいはどうしたらいいか
多様性がある企業が競争力があるAIを生み出し、
多様性ある人材を登用できるかが競争力のある社会を生み出す
・Invention always starts from daily life, daily needs.
(発明は常に日常生活、日々のニーズから始まる)
・35年間(当時)のワークライフで、順調そうに見えると人からは言われるが、厳しい道だった
何度も会社のトランスフォーメーションにぶつかり、自分のやりたいことを企業のトランスメーションに合わせて乗り越えてきた、今もそう
最後の言葉も、企業で働くひとりの人間としてあらためて胸にずしりと響きました