昨年から(若い方々と話しながら)チラっと気になっていたのですが…
- 「重複」をなんと読む?
私は「ちょうふく」と読んでいますが
最近「じゅうふく」と読んでいる人が多い
"じゅうふく"は間違いだと思った私、
調べてみたら
なんと、「じゅうふく」は
「慣用読み」(本来は間違いであるものの、現実に広く使われて定着している漢字の読み方)
として、
「ちょうふく」
「じゅうふく」
どちらでもOKとなっていた
辞書にも載っていました
(もしや、若い人は「じゅうふく」?)
(ここで年がわかるのか)
と思って、
次男と長男に聞いてみたら
二人とも口をそろえて
「ちょうふく」
(「じゅうふく」って変じゃない?)
と「ちょうふく」一択で、なんとなく安心する
ただし、どちらがよく使われているのか、を
調べる時に便利なGoogle検索窓に入れてみると、
「ちょうふく」: 約 424,000 件
「じゅうふく」:約 1,370,000 件
なんと「じゅうふく」圧勝ですね
検索して見つけた、こちらに書かれている、
「じゅう」と読む場合は「重量が大きい」ことを表し、「ちょう」と読む場合は、「かさなる」「大切にする」「はばかる」などを表します
という解説は、私にはわかりやすく思えました
例えば、「ちょう」と読む熟語である、
【貴重】(きちょう): きわめて大切なこと
以下は今や古語レベル?
【重畳】(ちょうじょう):幾重にも重なること
【重祚】(ちょうそ):いったん位を退いた天皇が、再び位に即くこと
などなど
- 「捲土重来」は?
「じゅうふく」がOKならば、
「捲土重来」
(けんどちょうらい)は?
と思って検索してみたら、
これも「けんどじゅうらい」でもOKとなっていた

「けんどじゅうらい」と口にすると
滅茶苦茶キモチワルイ感覚がして
モヤモヤする私



言葉って、世につれ、
難しい言い回しは滅んでいくんですね
けして悪いことではないですが…
いわば、言葉のユニバーサル・デザイン化?
- 中受での「重複」は?
次男が中受の勉強の頃から
「ちょうふく」と知っていた、
というようなことを言っていたので
ふと気になって、
中学受験入試問題で「重複」は出るのか?
検索してみました
漢字の書取り問題に、
「チョウフクが多い」
という出題もあるようです
入試や漢検などの試験向けには
「ちょうふく」
が無難だと思いました
- おまけ)『ことばの言いかえ見るだけノート』
なんとはなしに、こんな本を読んでみました

『イラっとさせることばを好感度120%のセリフに変換! ことばの言いかえ見るだけノート』櫻井弘 (著)
(うん、うん)と私は結構面白かったです
ひとつの例として載っている
(
「感心しました」)

⭕「感激しました」
は、本の中で見ると大げさに感じられますが、
実際に使われているシーンでは
(コミュニケーション上手だな〜)と思います
新社会人にもGood

ちなみに、こちらの本に、「ちょうふく」は載っていません
