今日、時間が少しできたのでWOWWOWで録画しておいた「レイルウェイ~運命の旅路」を鑑賞しました。
主演はコリン・ファース・ニコール・キッドマン・真田宏之。 実在した話です。
ストーリーはコリン・ファースがふんするエリック・ローマスクは第二次世界大戦中に負った過酷な心の傷により苛まれていた。鉄道愛好家である彼が電車で相席になったパトリシア(ニコール・キッドマン)と恋におち、結婚。
でもトラウマをかかえていたエリックとの結婚生活は長くは続かず、日に日に気難しくなり殻に閉じこもるエリックをなんとか救い出したいとエリックの友人である英国人退役軍人会のフィンレイを訪ね救いを求める。
けれどこのフィンレイも同じようにトラウマを抱えていた。そんな中、この二人を苦しめるトラウマの原因となっている人物、日本人通訳・永瀬隆が生きて戦争体験を伝えようと寺院を建てタイで暮らしているということを新聞記事で知る。 これを伝えたのちフィンレイは自殺。 これをきっかけに永瀬が生きている事に動揺していたエリックだったが過去と決別するためにタイの永瀬のもとへ向かう・・・。
日本人が英国人捕虜にした虐待・・。タイにある泰緬鉄道は「戦場にかける橋」(私、まだみてないんですが)の舞台にもなっており、とても過酷な鉄道工事だったそうです。イギリスやオーストラリアの捕虜が多く犠牲になったとの事。
私はこの歴史を勉強した覚え全くないですし、日本の「負の遺産」になるわけです。
ここを見学する観光客はイギリス人・オーストラリア人が多く日本人はほとんどいないそうです。
彼等の方が教科書や本がたくさん出ておりよく知られているそうです。
永瀬のもとへ向かったエリック・・・当時の事の憎しみが湧きあがり・・・。
でも殺すことはしませんでした。永瀬自身も苦しみ、償いとしてタイで巡礼を続けている。その事を知ったエリックは彼を許すのです。 ラストは涙があふれました。 日本人として考えさせられました。
そして彼等はこの世を去るまで交流を続けたのです。
家から10分程の所に英連邦戦死者墓地というところがあります。先月、ウイリアム王子が来日された時、ここを訪問されました。故ダイアナ妃もご訪問されたこともあります。
横浜で外国人の墓地といえば山手外人墓地でここはあまり知られていません。私も一度ここへ行った事ありますが、あまり深く考えた事はありませんでした。
ですが、この映画をきっかけに永瀬隆さんをくぐったら、毎年追悼礼拝をここでされていたそうです。
ですので、改めて厳粛した気持ちで礼拝をしてこようと思います。
俳優さんの演技どちらも素晴らしかったです。
前半のスコットランドのハイランド地方の景色が美しく、行ってみたいと思いました。
和解された永瀬さんとエリックさん
私の評価 星☆