この夏、映画館ではありませんがWOWWOWで録画して2本の映画を観ました。
1.ヘルプ~心が繋ぐストーリー
人種差別をテーマにした映画です。
このヘルプとは黒人のメイドを表す言葉で、白人の家庭で働く黒人のメイドさんと、若いジャーナリスト志望の 女性の友情のストーリー。白人の各家庭では小さい子供の世話を黒人のメイドがし、母親代わりのように接し ていくのです。そしてその世話された子供もまたメイドをやっとっていく。この若いジャーナリスト志望の女性も そうでしたが、あることをきっかけに自分の世話をずっとしていてくれたメイドが突然やめてしまい、心を痛め ます。
あまり言ってしまうとネタばれになるので・・・。
とても心あたたまる映画でした。人種差別という重いテーマでありながら、登場人物の軽妙な会話などからそ んなに重い感じではなくなっているような気がしました。
でも私がこだわる映画の終わり方(余韻が残る終わり方)がちょっと違ったので★★★★
でもおすすめしたい作品です。
2.サラの鍵
ナチスがかかわる映画です。ナチス占領下のパリで起こったヴェルディヴ事件が関わっています。
このヴェルディヴ事件は、この映画で初めて知りました。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%A4%A7%E9%87%8F%E6%A4%9C%E6%8C%99%E4%BA%8B%E4%BB%B6
この事件の当日、サラという少女が家に強制連行しに来たナチスから弟を隠す為に壁の扉の中に鍵をかけ て弟を隠します。でもサラとその家族は強制連行され収容所へ・・弟を助けに収容所を抜け出すのです が・・。そのサラが住んでいたアパートに現在住んでいるアメリカ人女性ジャーナリストがこのような悲劇がお こった事を知り・・。
この女性とサラは何か運命の糸で繋がっていたんだなと感じました。
ラストがジーンときました。 この作品はヴェルディヴ事件を知る上でも勉強になるかもしれません。
★★★半
私は娯楽作品も嫌いではないのですが、こういう派手さはない地味なヒューマン系の作品が好きなんだよな ~。
ちなみに私がこだわる映画の終わり方が好きな作品は「フォーエバーヤング」「ノッティングヒルの恋人」「恋に おちて」「ハリケーン」「ショーシャンクの空に」「シンドラーのリスト」「フィリー・ウィリー」「ボーンアイディンティー」(全シリーズ)「モーターサイクルダイアリー」「タイタニック」「ビルマの竪琴」etc.......
逆に後味が悪すぎて二度と見たくないのが「ダンサーインザダーク」。
これあまりに悲しすぎて映画館で友人と号泣で席が立てなかったんです・・・。ほんとに嫌な終わり方で悲しす ぎて・・。もし機会があったらご覧になってみて下さい。私の気持ちがわかると思います(笑)