私は横山輝一さんに嵌る前（１８～２３才くらいにかけて）にハウンドドックの大友康平さんの大ファンでした。
ハウンドドッグを知ったきっかけは、彼らのデビュー曲「嵐の金曜日」。
それから彼らのライブのPVを見てすっかりファンになってしまいました。当時、私より一回り違う大友さんがすごくかっこよくて。その頃メンバーチェンジして、売れてなくて、彼らは模索しながら新メンバーで新たな方向に向かっていました。ちょうどヒット曲「ff」を売り出す時です。
彼らのもがきながら進んで行こうとしている状況が当時の私の心境と似ていたので、なおさら応援していたのかもしれません。
「ｆｆ」も最初は歌詞が違って、「ｆｆ」が収録されているアルバム「SPIRITS」の中の何曲かも歌詞が変わっています。歌詞は作詞家の松井五郎さんに依頼されたそうです。
その歌詞が変わる前のラジオ番組でのライブ収録があり、そのテープを持っています。お宝になりますね
前おきが長くなりましたが、そんな彼らが売れる前に行われた西武球場でのライブ。
私は今まで行ったライブの中でこのライブが一番印象に残っています。
スタンドは空席も目立ち、ライブの途中からは雨が降りだし、大友さんは仕掛けの花火でのトラブルで途中倒れてしまいました。そんな中パニックを防ごうと必死に演奏を続けたメンバ達・・。
大友さんは大事にいたらなく、目の上をちょっとケガされて絆創膏を貼って出てきた時には、もう本当にほっとして。その時は雨がやんでいました。
そして、「今日、初めてやる曲なんだけど・・聴いてくれ～」と歌い始めた「ラストシーン」。
なんともいえないピアノのイントロ・・。もう胸がいっぱいになり涙がこぼれました・・。この曲、歌詞・・なんかとってもせつなくて・・自分の心にもこの曲を聴いてケリがつけられました。「もう終わりなんだと」。そして、このイントロが始まってから、やんでいた雨がまた降りだしてきました。
涙と雨でグショグショのライブ。今でもこのライブPVを見ると、この会場にいた空気、風が蘇ってきます。http://www.youtube.com/watch?v=2lPj5ehsyw8 そして、ライブで初めて泣きました。
この1年後、「ｆｆ」もヒットし西武球場でまた行われたライブは満員でした。
彼らは何年か前にメンバー・事務所でゴタゴタが発生し裁判までにも発展してしまい、今は大友さんはバラエティ番組によく出演されていて・・。年齢を重ねていくごとになんか彼らの曲が青臭く感じて疎遠になってしまいましたが・・。このライブはほんとに心に焼きついています。