九州に転勤するに当たって、心配する要因の一つにまーちゃんの転園可能な幼稚園があるかがありました。

最初に市役所の子ども課に電話をし
①1型糖尿病患児であること
②医療的ケアを幼稚園側に求める疾患ではないこと
③4月から今まで通常保育の幼稚園に通園していたこと
をお伝えしました。

市役所の方から、医療的ケア児の枠でないため受け入れは幼稚園側の判断になること、どこの幼稚園が適しているかなどは幼稚園連盟の方のほうが詳しいと思われるので、、と連絡先を教えていただきました。

連盟にお電話をし、一つの幼稚園を紹介していただきましたニコニコ一番の理由は、幼稚園なのになんと保健室があり専任の養護教諭の先生が在席されているとのこと!他の幼稚園よりも対応や理解が得られやすいのではないかとオススメされました。

早速ホームページにお邪魔!なるほど、幼児というのは小学生よりよっぽど体調をくずしやすいので、適切な対応をしてあげたいという理念のもと保健室を作っていること、その他にも広ーい園庭や森、自由な校風などまーちゃんにあっているではないですか!絵本の読み聞かせに力をいれているのも好感度高し!入りたい!!爆笑

はりきって幼稚園に電話をかけたところ、最初教務の先生がお話をきいてくださり、後日養護教諭の先生から折返しでお電話をいただきました。

優しそうな養護教諭の先生なのですが、注射を幼稚園で射つのか?と聞かれました。それに対してインスリンポンプであることを伝えると、較正はいつしているのか、今の園ではお昼ご飯はどうしているのか、低血糖はどのくらいの頻度で起こっていてどういう対応をしているかなどテキパキと専門的な話を振られました。
責任者の先生と相談などをするが受け入れは可能だと思うと言っていただき、後日こちらから家を決めるため一度九州に行くので幼稚園にもご挨拶に伺いたいというとOKをいただきました。

→→→そして幼稚園を見学に行って

感じの良い幼稚園でした園児さんも人懐っこくまーに早速話しかけてくれる子もいて、はじめていったのにまーちゃん普通に園児にまざって園庭で遊んでいました、、、自由人まーちゃん口笛、健在、、、

ガーベラは養護教諭の先生や教務主任の先生と面談をさせていただいたのですが、すごく好意的にお話を聞いていただきました。

養護教諭の先生は、元小児科の看護師さんをしていらっしゃった方で1型発症のお子さんも沢山見てきた方のようでした。
「20年前から1型糖尿病を発症した途端通っていた幼稚園や保育園にもどるのを渋られたり、入園を保留にされた子たちを何人も見てきた。病気の認知度が低く受け入れた経験もない事から理解が得られにくい疾患だと思っています。そのときからあまり状況がかわっていないのが、残念でなりません。私はそのうちこの県の子たちが病歴に1型糖尿病と書いても、普通に入園出来るようになればと思っているんです。まーちゃんともご縁を感じます。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
私も、「幼稚園側に低血糖対応以外のことで特別扱いを求めているものではなく、子供に何かあった時に丸投げするような無責任なことは絶対にしないし、どうすれば安全に幼稚園に子供を預けられるか誠実に幼稚園と向き合おうと思っていること、もっともっと色々な幼稚園で1型っ子の親が説明機会のチャンスが持てるようになると嬉しい」とつい熱く語ってしまいました。

帰りに、制服の注文書やバスルート、家庭調査票などを用意してくださっており1月に出してくださいといただきました。お電話をかけた時点で前向きに考えてくださっていたんだなと嬉しく思いました。

まーちゃんは、こういった縁に関してとても運の良い子だと思いました(1型発症したのは運が悪かったですが、、、)きっと第2の幼稚園でも、素敵な生活がおくれることでしょう♪