京友禅〜桜の訪問着〜おはようございます一気に桜の開花が進みそうな暖かさです。京都の染屋さんで桜の訪問着を誂えました跡を引き継ぐ方が居ないので、現在の当代で終わるそうです。京友禅らしいはんなりとした、かつこっくりした色味が持ち味の染屋さんなので本当に残念です。限りなく黒に近い紫の地色に、華やかに咲き誇る枝垂れ桜今のところ着る機会はありませんが、素晴らしい技術を駆使した友禅の訪問着は、いつか着る日の為に大切に仕舞っておこうと思っています。お着物の好みも、関東と関西では随分 違う事を実感しています。私の場合、良くも悪くも保守的になっていた様です。今回、実家に帰省して 時間があれば母と呉服屋さんを覗き関西のはんなりに触れ、久しぶりに柔らかものに袖を通したくなりました。どちらが良いとかでは無く、はんなりも粋も着こなせる様になりたいものです