娘より2歳下の息子…。

感受性、自尊心が強く、根が真面目。


小学校5年の3学期…
6年の3学期…
そして中学1年の1学期途中から3学期まで、
不登校になった。


それぞれの時期にきっかけがあったにせよ、
行かれなくなった責任は
親にあると心底気づいたのは
中学時代の不登校の時だった。
 

もっと早く気付いていたら、
中学時代の長い不登校は
無かったのかもと思う。


子どもを創り上げていくのは
親に他ならない。



一生懸命に子育てを
してきたつもりだったけど


息子の心は
もっと
もっと
安心と愛情を求めていたのだ。




そこさえしっかりしていたら、
子どもはどんな事だって頑張れるんだ!


学校へ行かなくなって…
サボりだと怒ったり、授業について行かれなくなると焦ったり、学校で嫌な事があったと聞けば、そのせいだと思ったり…。

でも違う。
みんな違う。


全部私たち親の問題でもあるのだ。


私たち夫婦はいつしか仮面夫婦になっていた。

主人は仕事人間で平日は朝早く出て、
夜遅くに帰宅。子供と会うことは無かった。


両親が仲良しなこと。
家族が仲良しなこと。


それによって豊かな心が育つ。
 

そんな当たり前のことが
分かっていなかった。


通っていた小児心理の先生も
スクールカウンセラーの先生も
直接は言わなかったけれど、
息子の不登校の本当の原因は心であり
それを救えるのは親だけなんだという
そこに気付かせる様に導いてくれた気がする。



ごめんね、
強い心を育ててあげてなくて。。
でも、まだ間に合うよね、がんばろう。


学校に行きたいのに行かれない…辛いよね。

自分中で、何がどうなっているのか
わからない状態だよね。
 

心がしぼんでいたら、何も出来ないよね。


でも、そんなこと、自分じゃわからないよね。
僕の心、今しぼんでるから膨らましてって、
言えたらどんなに楽だったか。


わからなくて、わからなくて、
もがいて、もがいて…。


すぐに気づいてあげられなくて
本当にごめんねって、思った。


そこからは、今まで以上に
愛情を注ぐ様にした。


とはいえ、毎日が試行錯誤。

見えないところに見えないものを
注いでいくのだから。


たいていの子は当たり前に学校へ行く。


自分は普通の子育てすら
出来ていなかったのだと
自己嫌悪におちいることもしばしばあった。


その一方で、中学生になった息子と
こんなにたくさんの時間を過ごせることを
嬉しくも思った。


朝起きるのに2時間かかったが、
午後には血圧も安定して、
全く普通に過ごすことが出来る。


放っておけば、ゲーム三昧になってしまう。
実際そんな日も多々あった。


1日1回は外に、と思って
買い物に付き合わせたし、 
よく遊びにも行ったな。

バッティングセンター、水族館、遊園地。




そして、大好きな野球が
息子と私たちを助けてくれた。





ちょっと長くなって来たので、
続きはまた今度!