新成人 | 川村優希オフィシャルブログ「川村優希の 優希100%なカルテ」Powered by Ameba

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内科、予防医学、アンチエイジングを専門とする医師です。

今日は成人の日。新成人の皆様おめでとうございます!

このブログの読者のかたの中にそんなに若い子がいるかな??

いたらすごく嬉しいです(*^^*)♪



さて、今日はインフルエンザの話。

インフルエンザますます増えています。みなさんの周りはどうですか?

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インフルエンザの迅速検査キットもフル活躍。

これはA型陽性です!

(ちなみにCにもラインがあるのはC型インフルエンザなのではなく、controlのCで、インフルエンザであってもそうでなくても検査が正常に行われていれば発色します。検査が無効でないことを確かめるラインです。)

  

よく『流行中』とニュースでも取り上げられる厚生労働省と国立感染症研究所が公表するインフルエンザの患者数は、定点医療機関からの報告をもとに集計しているものなのですが、

報告された数値を集計して発表するまでに、1~2週の期間を必要としていて少しタイムラグがあります。


たとえば、


“インフル患者、1週間で50万人超−45都道府県で前週上回る”

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170105-00000002-cbn-soci


最新のニュースになっているこの記事も1月5日の記事ですが、内容は12月19日〜12月25日の1週間での推定患者数について記載されています。

 

もう少し早く流行状況を確認するために、私は『薬局サーベイランス』も活用しています。


http://prescription.orca.med.or.jp/syndromic/kanjyasuikei/index.html

 

薬局での調剤情報を集計することでインフルエンザ患者数を推計する調査です。

 

薬局での処方薬の処方は99.9%電子化されているので、現場の作業負担を増やすことなく、処方翌日午前7時にデータを集約する仕組みができています。

地域ごとの処方数や、処方した患者のおおまかな年齢なども含めて自動的に分析され、グラフが作成されます。

 

あくまでも推定数ではありますが、日本ではインフルエンザと診断した医師はおおかた抗インフルエンザ薬を処方するのでこのようなデータがとれるんですね。

 2015年の時点で全薬局の20.17%が参加しているそうです。


 

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1月9日に8日分までが更新されているので、感染動向をほぼリアルタイムで知ることができ、自分の診療の肌感覚と照らし合わせられるのが便利です。


このグラフを見ていると休日は患者数が減り、休み明けに患者数が増えるというのも人の動きが反映されていますね。

 

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週報はもちろん右肩上がり!

まだまだこれから増えますので徹底して気をつけていきましょう(o^^o)

 


今夜19時からネプリーグもよろしくお願いします!

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八田さんとの別バージョンの写真♪