健康経営 | 川村優希オフィシャルブログ「川村優希の 優希100%なカルテ」Powered by Ameba

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内科、予防医学、アンチエイジングを専門とする医師です。

昨日読んだ記事。

経済産業省が7月から、軽い糖尿病が疑われる会社員の体重や歩数、血圧を日々記録して、インターネットを通じて医師が把握し重症化予防につなげる事業を始めるというもの。

すでにトヨタ自動車、テルモ、コニカミノルタなどの企業の参加が決まっているようです。


インターネットを活用した健康管理は生活習慣病予防と親和性がとても高いと思います(*^^*)
生活習慣病は日々の蓄積が疾患予防に繋がりますし、記録を続けることで自己管理の認識も高まるからです。
企業全体でこのようなことに取り組んでいく事例が確実に増えていくと思います。


健康経営という言葉、馴染みはありますか??


私も大学院で少し学んでいたのですが、

健康経営とは企業が従業員への健康管理を経営的視点からとらえ、戦略的に従業員の健康づくりを実践する経営手法のことです。


健康な従業員が増えれば、仕事の生産性、収益性はあがり、企業価値が高まります。


さらに、社員の医療費が減れば、企業が負担している健康保険料の支出も長期的には減っていきますよね。



つまり、企業からみると一人ひとりの健康には経済的な価値があり、健康投資をするべき存在だということです。


この健康経営の視点から最近は会社の中でCHO(チーフ・ヘルス・オフィサー、最高健康責任者)という健康経営部門の役職を置く企業も増えています。




健康経営の話でよく取り上げられる企業がローソン。

ローソンはローソンヘルスケアポイントという仕組みを導入して、社員による健康診断結果のチェック、健康につながる行動の宣言とその達成状況、社内外の健康イベントやレクへの参加によって自社のPontaポイントが貰えるようになっているようです。

ポイント制度というのは健康に結びつく行動への動機付けになりますよね(*^^*)



ロート製薬では「健康増進100日プロジェクト」という全社員が参加して100日間、禁煙や食生活の改善、運動などを行い、改善度を評価する取り組みがあるそうです。

健康意識の向上にむけた組織づくりや意識改革につなっているようです。




個人だけではなく、企業や自治体からのアプローチが活発化していくといいですよね。

そんなことをあれこれ考えながらこの記事を読みました♪




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またまた関係ない写真を貼り付けるシリーズで先日お鍋を食べた時の写真。女医友達と。

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キノコたっぷりのお鍋でした!
手前の赤いのは毒キノコじゃありませんよ~
トキイロヒラタケという名前で、天然記念物のトキの翼の色に似ているということから命名されたとお店の方に伺いました。


夏のお鍋も良いですよ(*^^*)
みなさんもぜひ♪