ここが一番好きな景色かも(*^^*)
大桟橋からみるみなとみらいの夜景は私の心を穏やかにしてくれます。
この場所に来ると毎回医者になったばかりの頃にここに来た日のことを思い出します。
大学まで実家から通っていた私も、ようやく親元を離れ都内で勤務を始めました。
医学部で6年間勉強したといっても、臨床の現場では初めてのことばかり。
それでも新米であろうと患者さんにとっては医者には違いなく、その責任の重さや緊張感の中で必死に過ごす日々でした。
患者さんの闘病に休みはないので、夜間や休日も気の抜けない毎日。
家族に会ってほっとひと息つきたいけれど、実家から病院までは1時間以上かかるため、もし急変などあったら...と思うと気軽に足を伸ばせる距離ではありません。
もちろん当直の先生がすぐに対応できるシステムにはなっていますが、担当医としての責任感もあるし、患者さんにとっても不安なときだからこそ知らない当直医より気心知れた医師に診てもらいたいというのが心情でしょう。
そんな中迎えた連休のど真ん中。
入院患者さんの人数も減っていて、幸いにも私の受持の患者さんは全員状態が安定していました。
今日が実家に帰るチャンスなのかも...!
そう思った私は休日の回診と細々とした業務が終わると電車に飛び乗り、横浜へ向かったのでした。
そして、無性にみなとみらいの景色がみたくなり、少し遠回りしてこの大桟橋へ。
変わらないこの景色をみて、ずっと張り詰めていた緊張がすーっと解けていくのを感じました。
結果的には、病棟から数回電話で連絡があったものの、口頭指示で十分な内容で、病院には戻らなくて大丈夫でした。
万が一病院に急ぎで戻らなくてはいけなくなったときにすぐ車で送れるように、晩酌を我慢してくれていた父にも感謝です。
そんな初帰省の思い出。
医療関係者の親戚もいないため、両親からすると新米医師の生活が全く想像つかないようで、「大丈夫ですか。元気ですか。心配です。近いんだからもっと帰って来てください」としょっちゅうメールが来てました(^^;;
(メールだとなぜかですます調です)
この頃の私にとっては近いようでものすごく遠い場所。
でもその分、年に何回か帰ることができたときは本当に落ち着いてリフレッシュできる場所でした。
今夜も大桟橋にいるとそんなことを思い出してたそがれてました(OvO)
なんだかつまらない思い出話をつらつらと書いてしまいましたがf^_^;
明日から8月ですね!
また新たな気持ちで過ごしたいですね(*^^*)