今日はダイエット以外のテーマを書いてみようと思います。

「結婚」「妊娠」「出産」そして、「不妊」。

私は医師になってまだ5年目ですが、様々な患者さんを見てきました。

今生理不順や生理痛が重すぎるという方は特に、子供を望んでる望んでないに関わらず一度産婦人科を受診していただければと思います。
PCOSという病気(卵巣内に排卵できない卵子がぽこぽこできてしまいます)や子宮内膜症などの患者さんは思ったよりもかなり多いのです。
病院で処方される薬でかなり症状が改善されたり、のちに妊娠したいと思ったときに有利になったりします。
例えば、わたしが見てきた方の中には、「35歳で結婚しずっと妊活してたが妊娠せず、仕事の関係もあったので自然に任せていたら42歳になっていた」という方がいました。調べてみるとPCOSで有効な排卵があまりない方でした。その後不妊治療をしましたがなかなか妊娠せず‥。ということがありました。

早く病院に来てくれれば、年齢が上がる前に治療介入できたのになとか、いろいろなことを考えました。

だから、わたしはみなさんに、今困ってなくとも産婦人科を受診して、一度調べて欲しいと強く思います。

そのほかにも、わたしは10代のお母さんから40代の不妊の方‥とてもめずらしいのですが、50代後半の妊婦(海外での卵子提供ですが)も見たことがあります。

女性の人生において、これらは切り離せないものです。
だからこそみんな、悩む。

結婚に期限はありませんが、妊娠出産には期限があります。
「まぁ40代までに結婚すればどうにかなるでしょ」は、間違った考えだと私は思っています。

今の時代、40代の女性芸能人が結婚して「子供が欲しいです」「子供ができました」と報告しているのをよくニュースで見かけます。

そっか、40代でも大丈夫なんだ‥!

その考えが、危ないのです。

定義上、35歳以上は高齢出産となります。
35歳です。かなりシビアに感じるかもしれませんが、その年齢を超えると様々なリスクが高まります。
40代の妊娠出産は、私たち産婦人科医はハイリスクとみなします。
母体も赤ちゃんも、すごく負担がかかるのです。

もちろん、結婚はタイミングや色々な社会的状況があるので、全員が早く産むことは難しいと思っています。

ただ、仕事を頑張りたいから妊娠はまだ、自分や夫との生活を楽しみたいから子供はまだと考えている方は、今一度妊娠の期限について考えて欲しいのです。

わたしも仕事を頑張りたいと思っていますが、仕事のために妊娠を待とうとは思いません。
なぜなら、仕事は後からでも頑張れるけど、子供は待ってくれないからです。

素敵な人生を築いていくためにも、女性として後悔しないように早め早めに動いてくださいね!