矢車草の青が瞳に飛び込んだ。

そよ風に揺れる花、髪も揺れる。

「理解してくれる青があるっていうのは、気持ちが良く爽やかになれるじゃない?」

 

矢車草はこの場所に居合わせてくれたようで、青を見つめるわたしの瞳も青になってしまうかもしれない。