くるくるっと髪をまとめて、ターバンのようにタオルを巻く。
カモミールの湯気をまといながら、ヨガっぽいストレッチをする。
んー!腕のび~る。
だけど、さすがに火は吐けない。

ひと休みをして水を飲んだ。
熱いくちびるから口、そして喉、身体の真ん中へと、ひえひえの水は、じゅう!といいながら流れる。
この冷たさ、いや、この熱さが気持ち良い。

ごくごくと勢いよく飲んで、はあ!と息をはいた。
柔らかいペットボトルは握っただけでペこりと凹む。
カモミールの湯気をまとうわたしは、いつもより強そうで、向かうところ敵なし!と言いたいところだけれど、ほかほかの眠気だけにはきっと勝てない。