百両茶解体後(2024/3/17) | 船橋市茶文化資料室

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先日支部黒茶研修会で百両茶解体体験を行いました。百両茶解体後。基本的二、三日乾かしてからあらためて包みます。

千両茶は一般的に、竹、笹、シュロの三層構造で作られた円柱型の籠に黒毛茶を詰めると言われているが、この百両茶は解体してみて竹と笹のみでシュロを使っていません。教科書通りではなく地元では臨機応変に作っているようですね。
この百両茶は竹皮を取り除いてから茶の表面に笹だけ残っていることがわかります。

研修会の様子。

あっと言う間に円盤形の百両茶ができました。

実際切ってみないと百両茶の硬さに実感がわきませんので、沢山の方に体験していただきたくため、小さい十六両茶も解体。表面の竹が硬いなと皆さんのご感想。

百両茶も小さい十六両茶も綺麗な金花がありました。特に十六茶の方、金花と言われる黄色の点々が沢山確認できました。

千両茶の楽しみは開けてみてからとよく言われます。まさにそうでしたね。切ってくださった皆様、お疲れさまでした。

メーカー情報:

百両茶と十両茶はこちらの生産者。

湖南省益阳市安化県江南鎮安化金茂龍茶業有限公司

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