2012年05月26日記事のリグログ。
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2012年安化黒茶の旅③全国茶館ベスト10の一つー長沙・白沙源茶館
熊さんのお店を出て、湖南農業大卒で今は湖南茶葉研究所で務めている友人を加え、一同5人が白沙古井の傍にある茶館「白沙源茶館」に向かった。
入口に牛皮で包装された70年代の老康磚が置かれている。巨大な塊茶である。
夕方の白沙源茶館は客人が少なかった。昨年、北京の「老舎茶館」と並んで全国茶館ベスト10に選ばれ、長沙では茶館の「龍頭企業」(代表企業)とも言われているこの茶館が、夕食の時間になると、静かで落ち着いた空間になっていた。
神農の彫刻。
「神農 嘗百草、日遇七十二毒、得荼而解之」 (神農、百草を口にし、72種の毒に冒された、荼(茶の古い字)を得てこれを解く)『神農本草経』陶弘景(452-536南朝斉・梁の道家)
友人がお茶を持参していたので店の人にお水だけ頼んだ。これも長沙茶館の特徴。お茶持参OKなのだ。
一煎目は肉桂。全員、無口で、小さい湯呑を一気飲みした。美味しい〜。久しぶりの岩茶だ。
“肉桂は最も大事なのは「品種香」を出せるかどうかかな”と友人が言った。肉桂は岩茶中の優良選手だけと、品種香を出すのが難しいという。丁度その時、茶楼の美人店長王さんがいらっしゃった。“みんながいると聞いて飛んできたわよ”と。 隕石コレクターのご主人柯さんと一緒に、この店をスタートさせたのは2003年8月。立地の良さと優れた経営理念の御蔭で、今は長沙の看板茶館になった。
店内にご主人が選んだ隕石や化石があちらこちらに置かれている。年数が4桁?!5桁以上のものが茶卓にしている。
夜空に輝く星の中に「長沙星」という星があるとの紹介。それを聞いて皆、びっくり。星座のことがまったくわからない。解説による長沙という名前は、紀元前商、周の時代に観測した二十八軫宿(みつかけぼし)の一つー「長沙星」に由来するとか、ヘイヘイヘいだ。「長沙星」はそれほど明るくなく肉眼で見えないと王さんが教えてくれた。
御茶を飲んでいるうちに、日が暮れてきた。もっと居たかったな。秋のお月見はきっと奇麗だろうな〜
20120519長沙・白沙源茶館にて
アドレス:長沙市白沙路263号(白沙公園傍)
電話:0731-5118866
一人最低予算:68元
柯作楷:白沙源茶館理事,理学博士,隕石收藏家,中国茶葉流通協会茶館専委会副主任