四月の記事です。リブログします~
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韶関の旅⑤乳源瑶族自治区
广東Day8----3月26日再び広州から韶関へ。
日本茶茶会の次の日は広州から乳源瑶族自治区(以下乳源と略す)への日帰り旅行をした。
2日前に訪ねた<南華禅寺>の西55kmほどに位置する<雲門寺>。運転手の都合と茶会の日程のため、一旦韶関南華禅寺から広州へ戻り、茶会の次の日、もう一度韶関市西部にある乳源へ向かった。普段は南華禅寺と雲門寺は1日あれば廻れると思う。
今回目的は2つ、乳源県内にある<雲門寺>と『乳源過山瑶博物館』の見学である。この日、時間短縮のため、車をチャーターした。一日で1800元、行動範囲は広州から韶関市まで全ての地域。高かったが、必要だった。
高速を降りてまず<雲門寺>の標識を目に止まった。道案内もわかりやすく朝8時半頃に寺の山門に着いた。
公元923年、雲門宗の始祖、文偃禅師がここで開山したという。文偃禅師は六祖惠能の九代目の弟子とも言われ、この地で中国禅宗五大宗派之の一つ、雲門宗を開いた。
主要建筑は山門、天王殿、大雄宝殿、法堂、鐘楼、禅堂、齋堂、教学楼、功德堂、延寿堂等。“農禅并重”(農業と禅修業の両立)の禅道場としても有名である。
南華禅寺にいた時は沢山のボランティア<在家信者>さんがいて寺の世話をしていた。ここはより山奥にあるからだろうか、山門から各宝殿の門番はほとんど僧侶達が担当していた。時々見かけた若い僧侶達の笑顔と、颯爽とした歩き姿は何とも言えない程清々しかった。
雲門寺の後は乳源瑶族博物館を見学。瑶族には沢山の分系があり、この博物館は<過山瑶>の記録である。名付けて“世界過山瑶博物館”である。まあ、世界の他にない、ここだけの博物館だと自負している。
昼は乳源県の商店街でお昼。地元の<煲仔飯>と肉野菜スープ。2人で合計70元。日本円では1000円辺り。安くて美味しかった。
この記事を書いた頃は長い広東〜広西〜貴州の旅を終え、北京に戻った。今日は墓参りだ。(20190405)