雲南茶業略史 | 船橋市茶文化資料室

船橋市茶文化資料室

旧・Jun’s茶日記blog
日本茶インストラクター&リーダー
悠々茶館主催【茶書を読む月茶会】書籍
2020-2024/2中国唐代・陸羽『茶経』
2024/3~現在・『茶の民族誌ー製茶文化の源流』

雲南耿馬蒸酶

第一段階 晒青茶及び各種緊圧茶はプーアル茶と称する時代

1938年以前雲南は晒青茶及び各種緊圧茶のみ、生産していました。

1938年から紅茶と釜炒り緑茶を作り始めます。

1945年以降 蒸し製緑茶を生産し始めます。

1973年以降 茶葉を堆積させ、人工発酵させる「渥堆」(ウォードゥイ)と呼ばれる工程が開発されます。

今は雲南のお茶と言えばプーアル茶のことがすぐ目に浮かびますが、

1973年までには、雲南は紅茶や、緑茶などにもずいぶん力を入れていた時代があったことも

忘れたくないです。

 

第二段階  1973年以降 後発酵プール茶(熟茶)の時代

人工発酵させる「渥堆」(ウォードゥイ)技術の御蔭で

プーアル茶と言えば、殆どプーアル熟茶だと一般消費者が思うようになりました。

 

第三段階 プーアル茶の熟茶と生茶が同時に(平行に)売れるようになった時代

20世紀80年代~90年始め頃まで香港、台湾の茶商が50~60年に保存していたプーアル茶を市場に売り出し、

その味は驚くほど歓迎され、プーアル茶の人気度が急上昇。さらに投機の対象になるほどでした。

茶学会もプーアル茶熱がありました。プーアル茶文化研究会、学術討論会も続々開催するようになりました。

 

簡略ですが、また気づいたことがあったら修正、追加いたします。