ソロキャンプと聞くと、
焚き火の前でコーヒーをゆっくり淹れ、
時間に縛られず景色を独り占めし、
夜は星空の下で“無”に没入する——そんな完璧な非日常を想像する。
誰にも気をつかわず、好きな音楽を流し、
自然の中で“自分だけの時間”を味わう。
SNSに上がる静謐な写真が「こんな世界が日常になるのか…」と期待を膨らませる。
…までは“あるある”。
ところが現実は、
静けさがすぎて「これ野生動物じゃないよね？」と何度も背後を確認。
焚き火の火力を読めず、薪が思った以上に速く燃える。
イスに座った瞬間だけやけに寂しさが押し寄せる。
料理も“簡単に済ますつもり”が、
なぜか食材を広げすぎて、気づけば誰のためのフルコース？状態。
スマホ圏外のはずなのに、手持ち無沙汰でいじってしまう。
夜は夜で、テント内の影が1ミリ動いただけで緊張感MAX。
「自由って…意外と忙しいし心がざわつく」と悟るのも“ないない”日常。
✅ よくある「一人キャンプあるある」：
・静かすぎて“枝が折れる音”が事件のように響く
・焚き火を見つめていたはずが、5分後には“考え事の沼”に落ちている
・料理は少なめでいいのに、盛り付けに謎のこだわりが出る
・コーヒーを淹れた瞬間にちょっと達成感がピーク
・星空を見上げて“感動”より“寒さ”が先に来る
・カメラのセルフタイマーが決まらず、同じ姿勢で何枚も撮り直す
・他のキャンパーの笑い声がなぜか急にうらやましくなる
・焚き火の匂いが服どころか心まで染み込む
・帰宅後、道具を片付ける気力がゼロ
・それでも数日後には「また行きたいな」と思っている
❌ 実際は…：
・“孤独を味わう”はロマンで、実際は“状況確認し続ける時間”が多い
・自然の音は癒しというより“異常を探すセンサー”を刺激する
・映える料理より“食べきれなさ”との戦いが起こりがち
・心を整えるつもりが、自分の思考が増幅されて逆に疲れることも
・自由時間は多いのに、満喫より“手持ち無沙汰”が先に来る
・星空の感動は天候次第で“ほぼ運”
・孤独は嫌じゃないのに“寂しさの波”には抗えない
・帰ってからの洗濯・清掃が本編説さえある
結論：ソロキャンプは“自由の静けさ”に憧れつつ、
実際は“心のざわつきと小さな事件”を楽しむアクティビティ。
完璧な無音も、完璧な自由もない。
でも、その不完全さこそが“また行きたくなる理由”になる。
焚き火の爆ぜる音にビクッとしたり、
夜に少し心細くなったり、
朝のコーヒーが妙にうまかったり。
そんな揺れのある時間が、
日常ではなかなか味わえない“自分との距離”を生むのかもしれません。
さて、あなたの“一人キャンプあるある”はどれでしたか？
夜の気配で眠れなかった話、逆に最高に笑えた瞬間、
ソロならではの“誰にも言ってない小ネタ”があれば、こっそり教えてください。