朝いちで机をリセットして「今日は効率ヤバい」と期待します。
引き出しをケースで仕切って、ラベルも貼って、写真もパシャリ。
コーヒーを飲み干して「これで探し物ゼロだ」とニヤリ。
ところが30分後、請求書が見当たりません。
“とりあえず置き”の山に手を突っ込んで、山が崩れて、ため息。
昼には新しい書類が届いて「どこに入れるんだっけ?」で停止。
夕方は配線が絡んで充電器が抜けず、気づけば机が再び満員。
笑えるエピソードもあります。
ラベルに「重要」とだけ書いた箱が三つあり、どれも緊急ではない。
「未処理」を「未来処理」と誤記したトレーが永久機関になる。
定規を探すために定規で仕切った引き出しを全部出すという矛盾。
現実も突きつけます。
散らかるのは性格ではなく、戻す導線が長いからです。
種類分けより、使用頻度と動線で分けない限りは戻りません。
“完璧な整理”より、“2秒で戻せる配置”のほうが勝ちです。
✅ よくある「整理整頓あるある」:
・収納グッズを先に買ってサイズが合わない。
・全部いったん床に出して、途中で来客コール。
・ラベルを凝りすぎて本丸の片付けが進まない。
・同じ文具が三つ出てきて、在庫がさらに増える。
・“書類トレー”が“何でもトレー”に進化する。
・写真のビフォーアフターは映えるけど、翌週にはリバウンド。
❌ 実際は…:
・グッズは“入れる物と置き場が決まってから”が正解。
・床出しは途中中断のリスク大で、面積を小さく刻む。
・ラベルより“置き場の近さ×ワンアクション”が効く。
・在庫は“1軍だけ机内、2軍は別エリア”で溢れを防ぐ。
・トレーは“入口限定”を宣言し、出しっぱなし禁止。
・写真より“探し物時間のログ”が改善の物差し。
一時は綺麗になるんだけどね:
ペンは利き手側、よく使う3本だけを立てて残りは引き出しに待機。
紙はA4一枚基準で「今日動かす/期限あり/保管」に三分割。
三つ以上のカテゴリーを作らないのが迷わないコツです。
“未処理トレー”は毎日17時に3分だけ、砂時計かタイマーで必ず触る。
「2秒で取る、2秒で戻す」を合言葉に、動線を短く、段差をなくす。
週一回は“机右上30cm四方だけ”をリセットして、成功体験を積む。
家族・同僚共有の物は“名称”ではなく“場所の写真”でルール化する。
「笑ったけど刺さった」エピソードや、あなたの現場で効いた導線アイデアをぜひ。
次回はそのネタをベースに“あなた用の配置図”も作ってみます。