高速を順調に流していたのに、急にテールランプの赤い帯が地平線まで続きます。
「事故渋滞10km、通過に50分」の電光掲示。
このまま我慢が最短かも、と惰性で列に入る。
でも実際は、車線規制と見物渋滞で、想定よりもじわじわ遅れます。
エピソード。。。
家族で海へ向かう途中、私は「次のPAで休憩しよう」と言いながらニュースアプリを後回しにしました。
その5分後に多重事故が発生し、直前のICからなら一般道へ逃げられたと知ったのは1時間後。
結局、PAに着いた頃には遊泳時間が終わりかけで、子どもは「海、また今度だね」。
“ちょっと確認”を怠ったツケは、思い出の密度に響くと痛感しました。
実は、事故渋滞は「現場の処理段階」と「規制の形」で最適解が変わります。
のろのろでも動く隊列と、ほぼ止まる“詰み”の隊列は別物です。
電光掲示や交通アプリの“規制種別・先頭位置・渋滞長の伸縮”を見て、引き返すか突っ込むかを早めに決めるのが肝です。
✅ よくある「事故渋滞あるある」:
・“一番速そうな車線”へ頻繁に乗り換えて余計に遅い。
・トイレを我慢してPA閉鎖の表示を見て真顔になる。
・渋滞の先頭で野次馬運転が発生してさらに詰まる。
・家族の空腹と退屈が同時多発で車内の雰囲気が険しくなる。
・ナビのリルート提案を「遠回り」に見えてスルーする。
❌ 実際は…:
・規制が「通行止め/一部通行止め/車線規制」で判断が分かれる。
・先頭位置が延びているなら“増加中”、縮んでいるなら“解消中”。
・渋滞末尾に近づくほど追突リスクが高いので早めのハザードが有効。
・同一車線キープの方が平均到達時間は安定しやすい。
・トイレは携帯トイレや緊急退避の選択肢を事前に用意すると安心。
・一般道は信号と右折で遅くなるので“距離より平均速度”で選ぶ。
一歩先読みの“3点セット”
渋滞に入る前に「規制種別」「先頭位置」「代替ルートの平均速度」を確認します。
ナビは“現時点の到着時刻”ではなく“次のICまでの予測”を見ます。
次のICで降りる方が早いなら、決断は早いほど得をします。
停車が続く隊列では、先頭が動いた瞬間に安全距離を保って“じわっと加速”するだけで流れが良くなります。
家族連れなら、非常食と飲料、簡易トイレ、子ども用の退屈しのぎ(音声コンテンツがおすすめ)を“渋滞キット”として助手席足元に常備します。
運転者は30分ごとに窓を少し開けて深呼吸、首と肩を回して血流をリセットします。
最後に:あなたはどっち派?
「腰を据えて隊列キープ」派、それとも「早めに一般道へスイッチ」派。