新作が出た朝、「今回はタイプ相性も完璧、対戦もストーリーも神進行!」と自分に期待。

序盤で推しの低個体値を“運命の出会い”と信じて即エースに任命、キャンプでカレーを振る舞い、ピクニックでタマゴも狙う。通信交換の通知がピコンと鳴るたび、レアが来る予感で胸が高鳴る——そんなワクワク、ありますよね。

 

ところが現実は、序盤ジムで“ひこうにじめんは効かない”をなぜか忘れ、手持ちが一斉に棒立ち。

色違い周回に挑戦しても「あと5分」で3時間、結局出ない。

レイド募集を開いた瞬間に回線が不機嫌、ようやく入れたら“みず4倍”のポケモンで突っ込んだ見知らぬ仲間が瞬殺——そして「知ってた…」と天を仰ぐ。ボックスはピカチュウとコイキングで埋まり、ニックネーム「つよい」「ほんき」みたいな雑メモが並ぶのも、あるある。

 

✅ よくある「ポケモンあるある」:
・Aボタンを連打すると捕獲率が上がる“気がする”
・“こんらんは運ゲー”と言いながら毎回自分だけ自傷
・伝説前でセーブ→ボール買い忘れ→モンボ3個で挑む
・“努力値あとで調整”と言い残し、最後まで調整しない
・“サブ任務は後回し”でエンディング後に地図がビックリマークだらけ
・「この技は遺伝させよう」と思った矢先、親個体をミスって逃がす

 

❌ 実際は…:
・勝敗はタイプ相性・持ち物・素早さ調整=全部“知ってること”の組合せ
・色違いは確率、出ない日は本当に出ない(寝るのが最強ムーブ)
・レイドは役割と耐性が9割、火力だけでは溶ける
・“とりあえず育成”は砂とアメの赤字コース
・攻略サイトを閉じても敵AIは弱くならない
・推しで勝つには“補完枠”の地道な整備が不可欠

 

笑えるエピソード:
・“捕獲ボタン儀式”としてA長押し→十字キー回転→B連打を友だちと同期。成功しても失敗しても「今のはタイミングがズレた」と科学っぽく言い訳。
・学校(ゲーム内)でタイプ相性テストは満点なのに、実戦で草に炎を投げ忘れ、焦って水を出して蒸される“温野菜ムーブ”。
・初の色違いを“なんか体調悪そう”と勘違いして逃げた——スクショだけはバッチリ残ってる。

現実を突きつける話:
・“知ってるつもり”の穴は、だいたい素早さライン。1抜きのための4だけで勝率が変わるのに、努力値をHPに全部振って「固いはず」と思い込み、急所で散る。
・“技スペ”は有限。欲張って補助技を積むと、結局押し切られて未使用のまま終わる。選ばなかった技=あなたの戦術の覚悟。
・“推しで勝つ”は可能。でも“推しに勝たせるための退屈な準備”(厳選、努力値、補完2枠、立ち回りの反復)まで含めて推し活。ここを避けると、知っていたはずの現実に何度も負ける。