休日の昼どき、「今日は軽くサーモン3皿で帰ろう」と宣言して入店。
タッチパネルの写真に心を撃ち抜かれ、レーンのキラキラにも吸い寄せられ、気づけば甘ダレの皿がピサの斜塔。
最後は“デザートは別腹”の旗まで立てて、会計で現実に戻る——そんな流れ、ありますよね。
しかも“今だけ”や“数量限定”の5文字に抗える人は少数派。
家族や友人と行くと、それぞれの“推しネタ派閥”が熱を帯び、わさびの是非で小競り合い。さらに「写真撮ってから食べて!」で冷静さを失いがち。回転ずしは、胃袋だけでなく心も回してくるのです。
✅ よくある「回転ずしあるある」:
・最初の一皿は結局サーモンでウォーミングアップ
・タッチパネルで“とりあえず×2”して過剰発注
・レーンのカバーが開かずにもたついて流す(そしてもう一周待つ)
・ガリを盛りすぎて主食化、お茶粉も濃度MAXで咽(むせ)る
・汁物の到着が遅れ、ラーメン→寿司→デザートの順が逆転
・皿の色計算に自信満々なのに会計で「えっ、そんなに?」
・“締めのプリン”と言いながら追加でもう2皿
・隣テーブルの新幹線レーンに自分の注文が行って軽く嫉妬
・子どもが作る“皿タワー”が芸術的で片付けが惜しい
・帰宅後「またサーモンばっかりだった」と写真で気づく
❌ 実際は…(“ある”と思われがちだけど、そうでもない):
・「レーンで一周した皿=全部古い」→多くの店は時間管理で自動回収あり
・「わさび多め=通」→香りは飛びやすく、量よりタイミングと鮮度がカギ
・「茶は濃いほどうまい」→渋みだけ増える。適量がベスト
・「皿の色で店員が客の格を見ている」→見てるのは会計と補充の効率
・「シャリ小=損」→ネタとのバランスで満足度が上がる場合も
・「軍艦は最後」→早めに頼むと海苔がパリのまま楽しめることも
回転ずしの勝ち筋は、“勢い”より“配分”:
最初の3皿は「定番・冒険・箸休め」でスタートすると、その後の暴走が減ります。
限定やフェア品は“1回ずつ”の縛りで味見して、良かったらリピート。
お茶とガリは“口直し”に徹して、写真は最初の一貫だけサッと撮って即食べ。
タッチパネルは“とりあえず×2”を封印し、到着タイミングを見て小刻みに追加。
締めデザートは“胃袋会議”で多数決より合意形成——誰かの満腹を置き去りにしないのが後悔ゼロのコツです。
さて、あなたの“つい手が出るネタ”は何? 逆に「それ実はないないだったわ」という思い込みも募集中。
家族ルールや一人回転のマイルール、“これやると満足度が跳ね上がる”小ワザがあれば、ぜひ教えてください。
次回の回転、もっと楽しく回しましょ。