金曜の夜、決算が“上ブレ”と見えてPTSで買い増し。
スマホの光る+3%にテンション最高潮、家族LINEにスクショをドン。翌朝の寄り付き、まさかの寄り天で指が固まる——そんな週末、ありますよね。
連休前、優待クーポンの画像が流れてきて「これ実質タダじゃん!」と端株から入るも、優待条件の“100株から”を読み飛ばしていたことに気づくのは、だいたい権利落ち日の午後。
IPO。何十回も落ちたのに、やっと当たった初当選が“雰囲気は華やか、業績は地味”。お祝い投稿の下書きまで作って、初値で含み損スタート。
夜の指標待ち。レバETFを握って布団へ入るも、気になって寝られず、結局2時・3時・4時に覗くたび、含みが増減してメンタルだけジェットコースター。
外貨建てで分配金。メールの「入金がありました」を開いたら、為替手数料と税引き後の小ささに、コンビニスイーツを真顔で計算。
アプリの“急騰ランキング”。光る緑の矢印に吸い寄せられてINした瞬間、「本日の高値を更新しました」のアラート——そこが頂上だったり。
逆指値。入れたつもりが“通常の指値”で、出かけている間に刺さってしまい、帰宅して約定履歴を二度見。
「配当で暮らす未来」を妄想しながら、届いた実際の配当はランチ一回分。それでも通帳の数字が1円でも増えると、なぜか頑張れる不思議。
よくある“あるある”エピソード
・「決算上げや!」→翌朝ギャップダウンで静かになる
・「優待うまい!」→必要株数を読み落として記念端株だけ増える
・「IPO初当選」→初値で“おかえり含み損”
・「寝かせておけば上がる」→自分だけ寝ずに朝を迎える
・「分配金生活の第一歩」→税引き後の額で現実を知る
・「急騰は正義」→矢印の先端をつまむ職人になる
・「逆指値で安心」→“指値”のほうが仕事していた
ないない(でもやりがち)
・“SNSの歓喜スレ=翌日も続伸”とは限らない
・“PTSの+3%=寄り付きも+3%”ではない
・“優待の写真=自分ももらえる”ではない
・“レバETFを握って寝る=ぐっすり眠れる”は滅多にない
・“高配当=毎月お祭り”ではなく“年数回の小さな花火”
・“ランキング1位=これから伸びる”とは関係ない
・“設定ミスは一度きり”……では、なぜか終わらない
センスも必要だよね:
資産運用の面白さは、数字の増減だけじゃなくて“語れる瞬間”が生まれること。スクショを撮って歓喜した夜、朝の板で現実に戻った日、優待の端数で学んだこと——ぜんぶ後から笑えるネタになります。あなたの“やらかし”や“ちいさな勝ち”はどんなエピソードでした?銘柄名は伏せてもOK。「こんな勘違いをした」「この通知で心が乱れた」「この一言で救われた」——ひとこと添えてくれたら、同じ景色を見ている誰かの肩の力が、少し抜けるはずです。