ゲートを出るころには、カゴに山盛り。「あの子にはキーホルダー、上司にはクッキー、自分には限定トート!」——レジ前で並んでいると、かわいさの追い打ちでつい追加。帰り道は達成感でいっぱい……のはずが、家に着くと“誰に何を渡すか”があいまい、配る順を迷って賞味期限が迫る、袋は部屋の片隅でしばらく鎮座。さらには“自分用コレクション”が収納を圧迫して、飾らず箱のまま……これ、あるあるです。実際に喜ばれるのは、量より“使う場面が明確”なモノ。しかも軽く、小分けでき、普段使いできるほど満足度が高い。計画の勝ち筋は、出発前に8割決めて、現地は2割の“余白買い”にすること。
✅ よくある「おみやげあるある」
・とりあえず全員分の“同じクッキー”で安心
・映え重視で大きめ雑貨を衝動買い
・“自分へのご褒美”が気づけば3点→予算オーバー
・配る相手の好みやアレルギーを思い出せない
・家に帰って並べたら、同系統がダブりまくり
・可愛い紙袋を残したくて捨てられない(収納パンパン)
❌ 実際は…
・“消えもの×小分け×常温”が最強(配りやすさが段違い)
・職場は“個包装+配りやすい数”が正義
・家族・親友には“日常で使える”一点(タオル/箸/靴下など)
・自分用は“飾る/使う場所まで決めてから1点だけ”
・重い・かさばる品は現地配送か、買わない勇気
・レシートをひとまとめにして配布メモを即作成
自分のために買うものが一番多かったりして:
おみやげは“買うこと”がゴールではなく、“届く場面を設計する”のが本質。出発前に「渡す相手・NG(アレルギー/好み)・予算(総額と1人あたり)」をスマホメモで作成。候補は“消えもの(個包装)/実用品/現地限定”の3カテゴリから1つずつに絞る。現地では“午後の混雑前にショップ→夕方はライド”の順で、体力も時間も節約。帰宅したら袋を開ける前に“配る順”で並べ替え、最短で渡せるルートを決めてしまう。買いすぎを防ぐコツは、予算を“封筒(またはメモアプリの口座)分け”して、上限に達したら終了するルール。かわいさの勢いは大事、でも“届く瞬間の笑顔”まで思い描けた品が、いちばん長く記憶に残ります。あなたの“これは喜ばれた!”や“逆に使わなかった…”もぜひ教えて。次に行く人の地図になります。