「今日は車内でサッと寝て、明日は早朝から観光!」——そんな計画、立てがちですよね。
けれど現実は、リクライニング角度の“あと少し”が決まらず首肩がバキバキ、足元の段差で腰が落ち着かない、窓の結露で空気がモワッ、夜間の物音に何度も起きる…。
特にふつうの乗用車で家族となると、誰をどこで寝かせるかの“席割り”だけで意外と時間を使います。快適さは装備より段取り、そして“狭さを味方にする小技”でほぼ決まります。
✅ よくある「車中泊あるある」
・シートを目いっぱい倒すと逆に首がつらい
・足元の出っ張りやシートベルト金具が当たって眠れない
・窓の結露→タオルが追いつかず湿度MAX
・スマホの充電・置き場が定まらず行方不明
・子どもが寝返りで覚醒→全員仕切り直し
・ライトやアラーム誤作動で深夜にドキッ
❌ 実際は…
・角度は“やや倒し+腰クッション+首サポ”の三点支持が楽
・金具や段差はタオルや着替えを折り畳んで“局所だけ”埋める
・結露対策は微小換気(窓1cm+目隠し)とタオル2枚体制
・スマホは前後で1台ずつ“固定位置”を決めてケーブル短めに
・子どもは“寝付くまで後席中央寄せ→寝たら母の腕まくら”で安定
・エンジンは切る前提、寒暖差は衣類レイヤーで吸収が安全
熟睡できないんだよね:
父は運転席でやや倒し(背面は70〜110度あたり)、腰の後ろに畳んだタオル、首はフードや薄枕で支える。
子供は体が小さいから、それなりに収まる。腰下だけ薄いブランケットをふわっと。シートベルトの金具部はタオルを重ねて局所パッド化。荷物は足元に置かず、前席足元に集約して“寝返りレーン”を確保。窓は日よけや上着で簡易目隠し、1cmだけ換気。起床時の動線を想定し、飲み物・タオル・ウェットティッシュは手が届く右手側に固定。夜中に起きたら“再セット手順”を1〜2手に短縮しておくと、全員の再寝付きを阻害しません。
最後は“朝の回復儀式”が鍵:窓拭き→深呼吸→軽ストレッチ→温かい飲み物。この4手で体のスイッチが戻り、狭さの疲れが残りにくくなります。あなたの家流・狭さ攻略の裏ワザは?足元の段差をこう埋めた、結露をこう裁いた、などの小ワザが一番刺さります。次の人の“眠れた!”につながるアイデア、ぜひ教えてください。
